旅先で見つけた美しい食器や陶器は、その土地の思い出を形に残せる素敵なお土産ですが、割れ物であるため持ち帰りに不安を感じる方も多いでしょう。本記事では、海外で購入した食器を割らずに持ち帰るための実践的な方法を解説します。
食器を安全に持ち帰るための基本方針
食器は衝撃に弱く、スーツケース内の振動や衝突で簡単に破損します。安全に持ち帰るには、衝撃吸収と固定がカギです。
まずは現地で購入する際に、店舗でしっかりと梱包してもらうことが大切です。そのうえで、自分でも再梱包する準備をしておきましょう。
おすすめの梱包資材と現地での調達方法
割れ物の持ち帰りには、以下の梱包資材が有効です。
- ✔ エアキャップ(プチプチ)
- ✔ 新聞紙・衣類
- ✔ ジップロック・ビニール袋
- ✔ ダンボール(サイズ調整用)
現地のスーパーや雑貨店で、無料の新聞紙や使い捨ての布類が手に入ることもあります。ホテルで聞いてみるのもおすすめです。
スーツケース内での安全な詰め方
梱包が済んだら、スーツケース内での配置が重要です。食器類は必ずスーツケースの中央に置き、まわりを衣類やタオルで包んで動かないように固定しましょう。
特にガラスや陶器の場合は、ひとつひとつを布や新聞紙でくるみ、重ならないようにするのがポイントです。箱詰めされた商品も、角の潰れを防ぐために更に緩衝材で巻くと安心です。
機内持ち込み?それとも預け荷物?
大切な食器は機内持ち込みを検討するのも良い手段です。特に高価・壊れやすいものは預け荷物よりも手元に持っておくことでリスクを大幅に減らせます。
ただし、サイズや重量制限には注意が必要です。陶器などは意外と重くなりがちなので、スーツケースに分散して入れるのもおすすめです。
実例紹介:イタリアで陶器皿を持ち帰った体験談
フィレンツェの陶器専門店で大皿を2枚購入したAさんは、店頭で箱詰めしてもらったあとに自分の衣類で補強し、スーツケースの中央に配置。到着後も無傷で持ち帰ることができたそうです。
一方、スペインで雑貨を購入したBさんは、梱包が甘くてマグカップの持ち手が破損。次回は事前にプチプチを持参する予定だと話していました。
旅先で食器を購入するときの注意点
購入時には「これは飛行機で持ち帰る」と店員に伝えましょう。その場でしっかりとした梱包をしてもらえる可能性が高まります。
また、割れやすい素材かどうかの確認も重要。おしゃれでも極端に薄いガラス製品などは避けるか、機内持ち込みにするなど配慮を忘れずに。
まとめ:ちょっとの工夫で大切な食器を守る
海外旅行での食器購入は、旅の記憶を彩る素晴らしいお土産になりますが、割れ物ゆえの対策が不可欠です。適切な梱包と配置、状況によっては機内持ち込みなど、しっかりとした準備を行うことで、安全に持ち帰ることができます。
次の旅でも安心してお気に入りの器を探しに行きましょう。

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