アメリカ渡航に必要なESTA(電子渡航認証システム)の申請中、電話番号を一桁間違えたと気づいて不安になる方は少なくありません。緊急連絡先の役割も担う情報のため、修正が必要かどうか迷うところです。本記事では、電話番号の入力ミスがどの程度影響するのか、再申請の必要性、注意点について解説します。
電話番号の入力は任意項目:致命的なミスではない
ESTA申請フォームに入力する「連絡先電話番号」は任意項目です。特に申請者自身の電話番号欄は、緊急時の補助的情報としての意味合いが強く、パスポート情報や氏名、渡航先情報のような「主要審査項目」には含まれません。
そのため、電話番号の一部誤入力のみで審査に落ちることは原則ありませんし、入国審査時に大きな問題となることも通常はありません。
修正不可な項目と再申請が必要なケース
ESTA申請後に修正できない項目は以下の通りです。
- 氏名
- パスポート番号
- 生年月日
- 国籍
これらの項目に誤りがある場合は、再申請($21)が必須です。しかし、電話番号やメールアドレスは再申請不要の軽微なミスとされる範囲です。
緊急連絡の観点から気を付けたい点
万が一のトラブル時、アメリカの入国管理当局や航空会社が連絡を取る必要がある場合、電話番号が間違っていると連絡がつかない可能性があります。
ただし、ESTA申請時に入力するメールアドレスは最重要の連絡手段として使われるため、メールアドレスに誤りがなければ通常の連絡には支障は出ません。
ESTA再申請は可能だが、必要性は慎重に判断
21ドル(約3,000円)を支払えば、新たなESTA申請はいつでも可能です。どうしても気になる場合は再申請するのも選択肢の一つですが、携帯番号のミス程度であれば実務的には再申請までは不要です。
実際、多くの旅行者が同様のケースでも問題なく渡航・入国を済ませています。
出張などのビジネス目的での注意点
ビジネス目的での出張で、会社や出張先と迅速に連絡を取る必要がある場合は、航空券予約時の連絡先欄や、会社側との情報共有で正しい番号をしっかり伝えておくことが重要です。
また、入国カードや搭乗手続き時に記入する連絡先欄では、修正済の番号を使うようにしましょう。
まとめ:電話番号の入力ミスは大きな問題ではないが、気になるなら再申請も選択肢
・ESTAにおける電話番号の入力ミスは「軽微なエラー」であり、通常の渡航や入国に大きな影響を及ぼすことはありません。
・メールアドレスの正確性がより重要であるため、そちらに問題がなければ基本的には心配不要です。
・どうしても気になる場合や、企業や団体との調整が必要な場合は再申請しておくことで安心感が得られるでしょう。


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