Microsoft Flight Simulator 2020(MSFS2020)でAIG(Alpha India Group)のAI機を導入して楽しんでいるユーザーから、2024年5月のアップデート以降に「AI機が離陸・飛行しない」といった報告が相次いでいます。本記事では、AI機が駐機したまま動かない原因とその対処法について、わかりやすく整理して紹介します。
AI機が飛ばなくなる主な原因
MSFSのアップデート後にAI機が飛ばない場合、最も考えられるのは「Sim Update」の仕様変更やバグによる影響です。特にSim Update 15以降、一部のAI関連のコードが変更されており、AIGやFSLTLなどのアドオンと衝突している可能性があります。
具体的には以下の影響が報告されています。
- AI機がスポットに駐機したまま、スケジュールに従って離陸しない
- 一部のモデルが読み込まれず、挙動が停止
- ライブトラフィックやAIG Traffic Controller(TC)との連携に不具合が発生
AIGでAI機が飛ばないときの基本チェック項目
AIGユーザーでAI機が飛ばない場合、以下の点を確認しましょう。
- AIG Traffic Controller(TC)が起動しているか
- 最新のAIG AIM(AI Manager)でモデルとスケジュールが正しくインストールされているか
- MSFSの「AIトラフィック設定」が「ライブ」または「オフ」に適切に設定されているか
- Sim Update後にTCが再構成されているか
また、MSFS本体の「AIオートジェネレーション(FAIBやGeneric Aircraft)」とAIGのモデルが競合している可能性もあるため、設定の見直しも重要です。
ユーザーによる実例と解決アプローチ
例:あるユーザーは、Sim Update後にAIが動かなくなり、AIG Traffic Controllerを再インストール&最新Betaに更新することで復旧しました。また、AIG側の設定ファイル(.ini)を初期化したことで挙動が安定したという報告も。
他にも、以下のような方法が有効な場合があります。
- MSFSの「Traffic Injection」をLiveからOffにし、再度Liveに戻す
- TCの「Inject Models Only」オプションを無効にする
- TCを「管理者権限で実行」する
今後の対策:アップデートに備えるには
Sim UpdateやWorld UpdateのたびにAI挙動は影響を受けやすいため、AIG公式フォーラムやDiscordなどで最新版の互換性情報を追いかけることが大切です。
特に次の点を心がけましょう。
- アップデート後はAIG AIMやTCを再起動・再構成する
- ForumのPatch情報を確認して、Beta版の利用も検討する
- AIG公式フォーラムにて不具合の共有・報告を行う
まとめ:AI機が飛ばない問題は設定とアップデートで改善可能
MSFS2020でAI機が飛ばなくなる原因の多くは、AIGと最新のSim Updateとの整合性に起因しています。設定や再インストールで解決するケースが多いため、焦らず一つずつ確認するのが大切です。
特にAIG Traffic Controllerの起動状態やモデルデータの再チェックは、トラブル解決の鍵となります。定期的に公式情報をチェックしながら、快適なバーチャル航空の世界を楽しみましょう。


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