結婚後の海外旅行予約で名字が変わる場合の注意点｜パスポートと航空券の正しい手続きとは

結婚を機に名字が変わるタイミングと、海外旅行の航空券予約・パスポートの名義変更が重なる場合、思わぬトラブルになることも。この記事では、福岡空港発のシンガポール航空で旅行を予定しているカップルに向けて、名字変更と渡航準備のベストな進め方を詳しく解説します。

①パスポートと航空券の氏名は必ず一致させる

国際線において航空券の氏名とパスポートの名前は完全一致していなければ搭乗できません。1文字でも違えばチェックインで拒否されることもあるため、予約時には最新のパスポート情報が必要です。

結婚して名字が変わる予定がある場合でも、予約時に使用するパスポートの名前で航空券を取るのが原則です。

結婚後も旧姓のままのパスポートが有効であるなら、それを使って航空券を予約して問題ありません。

ただし、入国審査やイミグレーションで婚姻証明書の提示を求められる可能性があるため、戸籍謄本または結婚証明書（英文が望ましい）を携帯しておくと安心です。

結婚後に新しい名字でパスポートを作り直す場合、発行までに1週間〜10日程度かかるため、早めに戸籍謄本を取得し、旅券センターで手続きする必要があります。

航空券は新しいパスポートを取得後、氏名が確定してから予約するのが確実です。

シンガポール航空をはじめ多くの航空会社では、航空券の名義変更（氏名の変更）は原則不可です。

一部のマイナーチェンジ（スペルミス修正）は対応可能な場合もありますが、旧姓→新姓の完全変更はキャンセル＆再予約が必要なケースがほとんどです。

たとえば「7月7日に婚姻届を提出→8月9日に福岡発で旅行」というスケジュールの場合、旧姓パスポートが有効であればそのまま予約・搭乗可能です。

逆に、早めに新姓パスポートを取得する予定であれば、それを取得してから予約し、氏名を一致させましょう。

航空券とパスポートの名前が一致していないと、搭乗拒否や入国拒否など重大なトラブルに発展する恐れがあります。

結婚に伴う名字変更がある場合は、「どちらの姓で渡航するか」を早めに決めて、それに応じたパスポートと航空券の準備をしましょう。

心配な場合は、旅行代理店や航空会社に相談することで、正確で安心な手続きが進められます。