アメリカ領であるグアムは、日本人にとって比較的気軽に行ける海外旅行先として人気ですが、渡航に必要な書類や制度には注意が必要です。この記事では、グアムに行く際に「ESTA以外で必要なもの」や、事前に知っておくべきポイントを詳しく解説します。
グアム渡航にはESTA不要?グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム
実は、グアムに45日以内の観光目的で渡航する日本国籍者は、ESTAなしで入国できる制度「グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)」が適用されます。
この制度では以下の条件を満たす必要があります:
- パスポートの残存有効期間が入国時点で45日以上あること
- 往復の航空券を所持していること
- 日本発・日本帰着のグアム直行便または北マリアナ諸島経由便であること
ESTAを取得している場合はそのまま入国できますが、なくてもこの制度を活用できます。
ESTA利用時との違いと注意点
ESTAを利用して渡航した場合、アメリカ本土への乗り継ぎなどもスムーズになるほか、90日までの滞在が可能となるなどのメリットがあります。逆に、グアム-CNMI VWPを使う場合は最大45日までなので、滞在日数には要注意です。
また、ESTA取得者は入国審査が簡素化される傾向があるため、スムーズな入国を希望する方にはESTAの取得を推奨します。
パスポートの有効期限と航空券情報
グアムへの渡航に際して必ず確認すべきなのが、パスポートの有効期限です。前述の通り、グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムを利用するには「45日以上」の残存期間が必要です。
また、帰りの航空券(往復航空券)を持っていないと入国拒否のリスクがあるため、eチケットや予約確認書は紙またはスマホで提示できるよう準備しましょう。
税関申告書・グアム入国カードの記入も忘れずに
入国時には「税関申告書」や「入国カード」の記入が必要です。航空機内で配布されるので、機内でペンを用意して記入しておくとスムーズです。日本語訳の用紙もあるため、英語が苦手な方でも安心です。
記入例としては、宿泊先住所(ホテル名)や滞在日数などを正確に記載しましょう。間違った情報を書くと、入国審査で余計な時間がかかる場合があります。
グアム旅行前に準備しておくべきその他のポイント
- 海外旅行保険:現地での医療費が高額になるため、加入しておくと安心です。
- クレジットカード:ホテルやショッピングで使える国際ブランドのカードが便利。
- 現地SIM・Wi-Fi:通信手段の確保も忘れずに。ポケットWi-Fiのレンタルが人気です。
- 気候対策:常夏の島なので、日焼け止めや薄手の羽織りなどを準備。
初めてのグアムでも、これらを事前に準備すれば不安なく旅行を楽しめます。
まとめ:ESTAが不要でも安心してグアム旅行を楽しむために
グアム旅行は、ESTAがなくても可能ですが、条件をしっかり理解しておくことが大切です。短期滞在・日本発着便・パスポート残存日数の3点を押さえれば、グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラムで気軽に旅行できます。
万全な準備で、南国リゾート・グアムの滞在を最大限に楽しんでください。


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