外国人パートナーに在留カードの提示をお願いするのは失礼？信頼と確認のバランスを考える

マッチングアプリを通じて出会った外国人パートナーとの交際において、「在留カードを見せてもらうこと」は信頼関係にどんな影響を与えるのでしょうか。国際恋愛においては文化・価値観の違いもあり、聞き方やタイミング次第で大きく印象が変わります。本記事では、そのリスクと配慮ポイントを詳しく解説します。

■ 在留カードとは何か？基本情報を確認

在留カードは、日本に中長期滞在する外国人に発行される法的な身分証明書です。記載情報には氏名・国籍・在留資格・在留期限・就労可否などがあり、滞在の正当性を示すものとして重要です。

日本の法律上、外国人は在留カードを常時携帯義務があり、公的な場で提示を求められることがあります（入管法第23条）。

欧米出身者の中には「個人情報を軽く扱われること」に敏感な人もおり、理由が曖昧だと不信感を抱かれることがあります。

とはいえ、「交際が深まる中で生活基盤や在留資格について話す」のは自然なこと。むしろ誠実な確認として、相手の将来性や誠意を理解するうえで必要な会話とも言えます。

・「お互いに将来のことを考えてるから、在留資格とかちゃんと確認しておきたいな」

・「仕事のことも含めて、正式な在留資格を知っておいたほうが安心かなって」

このように、信頼を前提に、確認の意図を明確に伝えることで、相手も納得しやすくなります。

結婚や同棲を視野に入れる場合、在留資格は非常に重要な要素です。たとえば以下のような点が関わってきます。

交際初期には聞きづらい話題でも、長く一緒にいたいと考えるなら、避けて通れないテーマです。

・交際後半年でビザが切れ、相手が強制帰国に。将来設計が白紙に。

・就労ビザではなく留学ビザだったため、バイトと虚偽申告で問題になった。

こうしたトラブルの多くは、「確認を先送りした結果」起こっています。

言い方次第で、失礼にはなりません。大切なのは「どう伝えるか」です。

・在留カードの確認は将来を見据えた大事なステップ

・聞き方やタイミングを工夫すれば、失礼にはならない

・確認を避けるよりも、誠実に話すことで信頼関係が深まる

「確認したいけど、嫌がられたらどうしよう」と悩むよりも、相手と誠実に向き合う気持ちが何より大切です。