IATA加盟や航空券発券に向けて必要な「GDS認証(GoLite、GoStandardなど)」について、その違いや取得方法、受講すべきGDSコースを具体的に整理します。
GDS認証とは?IATA申請との関係
GDS(Global Distribution System)契約は、IATA加盟の前提条件の一つです。IATA側では、GDSとの契約書またはNDC専用申請の場合は航空会社からの推薦状を求めています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
これによりSabre、Amadeus、Galileoなどを使った発券が可能になり、BSPlink経由での取引や発券業務に対応できます。
GoLite/GoStandard/GoGlobal 3種類の認証
IATA加盟には3つの認証モデルがあり、規模や支払い方法で選べます。
• GoLite:カード決済のみ対応、小規模・新規代理店向けの簡易コース。必要保証金や書類も軽め :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
• GoStandard:通常の現金・カード取引に対応。中堅規模ならこちらが一般的。
• GoGlobal:複数国でBSPlink契約が必要な海外展開企業向け。
GDS認証の取得フローと必要講座
まずはSabre、Amadeus、GalileoいずれかのGDS契約を準備し、該当GDSの認定コース(Pricing & Ticketing)が必要です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
例えば、IATAの「Global Distribution Systems Fares & Ticketing」コース(自己学習+試験付き)では、Sabre/Galileo/Amadeus版が用意されており、合格でGDS対応力を証明できます :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
実例で見るおすすめ取得パターン
例1:小規模代理店(オンライン中心)→GoLite
AmadeusなどのGDS基礎コース受講+IATA GoLite申請。金融要件や契約手続きが簡易です。
例2:現金・カード混在の通常代理店→GoStandard
SabreやGalileoのTicketing講座取得+GDS契約+IATA Standard登録。
GDS未契約/NDC活用の場合の選択
もしGDSとの契約なしで航空会社のNDC経由のみを利用するなら、契約ではなく「航空会社からの推薦状」とともにIATA申請が可能です :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
ただし、NDC導入にはAPI連携やセキュリティ準備が必要で、GDS契約に比べ採用事例はまだ限られています :contentReference[oaicite:5]{index=5}。
まとめ:GDS認証選びで迷わない3STEP
① 自社の規模・支払い方式に応じてGoLite/GoStandard/GoGlobalを選択。
② 選んだGDS(Sabre/Amadeus/Galileo)でTicketingコースを受講・試験合格。
③ IATAにGDS契約(またはNDC+推薦状)を提出し、代理店番号発行へ。これで発券対応が可能になります。


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