免許取得から年数が経っていても、高速道路に不慣れな方にとって長距離運転は大きな不安要素です。とくに新東名高速道路と東名高速道路のどちらを選ぶべきか迷っている方に向けて、それぞれの特徴や安全性、初心者におすすめのルートなどを詳しく解説します。
東名高速道路と新東名高速道路の基本構造の違い
まず、東名高速道路は1969年に開通した歴史ある幹線道路で、神奈川~愛知方面を結びます。曲がりくねった区間や勾配、車線数が少ない場所もあり、交通量が多くなりがちです。
一方、新東名高速道路は2012年から順次開通した比較的新しい道路で、設計速度が高く、直線が多く路肩も広めに設計されています。3車線区間も多く、走行の安定性や視認性に優れています。
初心者向きなのは新東名?その理由
高速道路に不慣れなドライバーにとって重要なのは「直線的な走行」「広い路肩」「わかりやすい案内」の3点です。この点で、新東名は初心者ドライバーに非常に適しています。
たとえば、新東名ではカーブや急な上り下りが少なく、車間距離を保ちやすいため、速度に不安がある方でも安心して走行できます。また最新のPA・SAにはスマートICや広い駐車スペースが備わっているため、休憩もしやすいです。
交通量・トラックの多さにも差がある
東名高速は物流の大動脈であり、日中でも大型トラックが多く通行しています。これが初心者にとっては「追い越し」や「合流時」の緊張感を高める原因になります。
一方、新東名は一部の区間を除いて交通量が比較的分散しており、3車線ある区間も多いため、初心者が走行車線をキープしやすい構造です。とくに夜間や雨天の視認性においても新東名のほうが優れています。
ナビ・走行支援機能との相性
最近のカーナビや車両の走行支援機能(クルーズコントロール、車線逸脱防止機能など)は、新東名のような直線道路でより効果的に使えます。
また、サービスエリアの案内表示も新しい分見やすく、スマートICを活用すれば途中での休憩や食事もしやすいため、長距離運転時の負担が軽減されます。
実際に新東名を利用した初心者の声
実際に運転歴5年・高速1回という条件に近い方の体験談では、「思ったよりスムーズに走れた」「トラックのプレッシャーが少なかった」「疲れたらネオパーサで安心して休めた」などのポジティブな声が多く見られます。
特に「道がまっすぐで車線変更しなくてもよかった」という点は、長時間運転で精神的な負担を減らす重要な要素です。
まとめ:高速初心者におすすめは新東名
新東名と東名を比較した場合、高速道路に不慣れな方には新東名高速道路の利用がおすすめです。
- 道幅が広く、直線中心でカーブが少ない
- 路面が新しく走行しやすい
- トラック比率が低めで安心感がある
- 休憩ポイントが充実している
片道3時間の長距離移動であっても、事前に休憩ポイントやナビ機能を活用しながら、無理のない運転計画を立てれば、安全かつ快適なドライブが可能です。


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