イベントや集まりを主催する際、「行けたら行く」「みんなが行くなら」など曖昧な返事に困った経験はありませんか?今回は、主催者として参加・不参加の明確な返答を求めることは問題ないのか、そしてスムーズな参加確認の取り方について解説します。
「はっきりしてほしい」は主催者の正当な要望
結論から言えば、「参加・不参加を明確に伝えてほしい」というのはまったく正当な要望です。イベントの予約、飲食物の準備、会場の定員などを考慮すると、人数の確定は運営にとって重要な情報です。
曖昧な返事のまま当日を迎えると、キャンセル料の発生や準備の過不足など、主催者側に負担が集中することも少なくありません。
曖昧な返事が出る理由と背景
「行けたら行く」と返す人の中には、予定が流動的だったり、気分で決めたいという柔軟性を求めている人もいます。また、断りにくい相手に対して「やんわり断る」つもりで曖昧な表現をしているケースもあります。
こうした背景を理解したうえで、強く責めるのではなく、穏やかに明確な返事をお願いする配慮も大切です。
トラブルを避けるための事前ルールづくり
主催時には、参加確認の締切やルールをあらかじめ明確にしておくと、曖昧な返答を防ぎやすくなります。
- 参加可否の締切日を設定:「◯月◯日までに出欠のご連絡をお願いします」
- “仮参加”という項目を設ける:「行けたら行く」人向けに別枠を設け、備品や座席は仮で対応
- 当日キャンセルは不可や有料などの注意事項を共有
こうしたルールがあれば、主催側も参加者側もトラブルを避けやすくなります。
実例:明確な返事を求めたケースとその反応
ある会社の社内懇親会では、毎回「行けたら行く」が多く出席者が読めないため、幹事が「全員◯日までにYES/NOで回答してください。未回答は不参加扱いとします」と明文化。
この結果、参加表明率が上がり、準備もスムーズになりました。後日、「分かりやすくてよかった」と参加者からも好評だったそうです。
参加確認の伝え方を工夫して円滑に
ストレートに「はっきりして」と言うと、相手によってはプレッシャーを感じてしまうことも。言い方を少し工夫するだけで印象がやわらぎます。
- 「準備の都合があるので、◯日までに出欠だけ教えてもらえると助かります」
- 「今のところで構わないので、参加予定かどうかだけでも教えてください」
- 「人数調整の関係上、仮でもOKなので目安を教えていただけますか?」
このような伝え方であれば、相手にも配慮を見せながらしっかり確認が取れます。
まとめ:主催者は遠慮せず“確認のお願い”を
イベント主催者として、参加の明確な返答を求めることは当然の対応です。重要なのは、強制ではなく配慮をもって伝えること。曖昧な返事を排除するために、事前ルールの明確化と柔らかい言い回しの両立を意識しましょう。
安心して準備ができるよう、そして参加者も気持ちよくイベントに臨めるよう、コミュニケーションの工夫を取り入れてみてください。

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