読書好きにとって、ふと夜中に読みたい本が思い浮かび「今すぐ欲しい」と思う瞬間は珍しくありません。かつては一部の大型書店で24時間営業を行っていた例もありましたが、現在の状況はどうなっているのでしょうか?この記事では、24時間営業の書店の実態と、代わりとなる選択肢について解説します。
かつて存在した24時間営業の書店
2000年代初頭、一部の都市では24時間営業の書店が注目を集めていました。特に有名だったのが、東京都内や大阪、福岡にあった「ブックファースト」や「ヴィレッジヴァンガード」などの大型店舗です。
例えば、ヴィレッジヴァンガード下北沢店(旧)は深夜帯も開いていた時期があり、若者や深夜の散歩客に重宝されていました。しかし現在では、ほとんどが営業時間を短縮し、24時間営業を廃止しています。
なぜ24時間営業の書店が減ったのか
理由の一つは人件費と売上のバランスです。深夜帯は客数が少なく、維持コストに見合わないと判断された店舗が多く、経営的な合理化の波により24時間営業を断念したケースが相次ぎました。
また、インターネット書店の台頭により「今読みたい本はネットで注文すれば翌日届く」というスタイルが一般化したことも、リアル店舗の深夜需要を押し下げる一因となっています。
深夜に本を入手する代替手段
現在でも、コンビニや一部のTSUTAYA併設型店舗では、雑誌やライトノベル、実用書など一部の書籍を24時間購入できる可能性があります。特に郊外型TSUTAYA(書籍とDVDレンタル併設)の一部は深夜1時頃まで営業していることも。
また、Amazonや楽天ブックスなどのネット書店を活用すれば、プライム会員であれば翌日配送、場合によっては当日配送に対応している地域もあります。
電子書籍という選択肢
近年は電子書籍サービスの普及により、深夜でもスマートフォンやタブレットですぐに本が読める時代になりました。Kindle、楽天Kobo、BookLive! などが代表的なプラットフォームです。
特にKindle Unlimitedのような読み放題サービスを利用すれば、思い立った瞬間に複数の本をダウンロードして読むことが可能です。紙の本と異なり場所も取らず、24時間365日読書が楽しめるのが最大の魅力です。
実際に残っている例はあるのか?
現在、日本国内で24時間営業を続けている「書店単体」は非常に希少です。一部のドライブイン併設店舗や地方都市の複合施設で、ごくわずかに確認されていますが、2020年以降はその多くが24時間営業を廃止したとみられます。
したがって、今も24時間営業をしている書店は「ほぼ存在しない」と言って差し支えないでしょう。
まとめ:24時間営業書店の代替は電子書籍とネット書店が鍵
現在、日本国内で24時間営業を続けている書店はほとんど存在しません。かつてのように深夜でも本が買えた時代は過ぎつつあります。
しかし、代替手段としての電子書籍やネット書店の進化により、読書の自由度はむしろ高まっています。夜中でも本を読みたいという読書家の欲求は、今や指先ひとつで叶えることが可能です。


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