アメリカへの渡航時に必要な電子渡航認証システム(ESTA)。通常であれば21米ドル(約3,300円)程度で済むはずですが、時折ネット上では「3万円以上請求された」というトラブルが報告されています。本記事では、その理由と対策、正しい申請方法を詳しく解説します。
ESTAの正式申請は公式サイトから
ESTAはアメリカ国土安全保障省(DHS)が提供する制度で、申請は公式サイト(https://esta.cbp.dhs.gov/)から行う必要があります。ここでの費用は2024年時点で21ドルです。
しかし、検索エンジンで「ESTA 申請」と調べると、公式ではない民間の代行サイトが上位に表示されることがあり、これが高額請求の主な原因です。
代行サイトの特徴と注意点
代行サイトは、手数料を上乗せして申請作業を代行するサービスです。中にはサポート付きで安心と謳っているものもありますが、費用は100〜250ドル(約15,000〜38,000円)に達することも珍しくありません。
今回の「document ESTA」というサイトも、公式ではなく代行業者の可能性が高いと考えられます。公式サイトは.govドメインであり、.comや.jp、.infoなどは民間サイトです。
実例:代行サイトでの高額請求トラブル
ある利用者はGoogle広告で上位表示されていた「簡単ESTA申請」サイトから申請し、最終的に約220ドルの請求を受けました。申請フォームは日本語対応で安心感がありましたが、後に公式サイトの存在を知り後悔したとのことです。
請求明細には「ESTA DOCUMENTATION」や「ESTA SERVICE」と表示されるケースが多く、カード会社に問い合わせても返金は困難です。
間違って支払ってしまった場合の対処法
クレジットカードでの高額請求に気づいた場合、すぐにカード会社に問い合わせましょう。代行業者との契約に基づく請求であれば原則キャンセルできない場合が多いですが、不正利用の可能性があれば調査対象になります。
また、ESTAそのものは正しく取得されている場合が多いですが、不安な場合は公式サイトからステータス確認が可能です。
正しい申請のステップ
公式サイトから申請する方法を簡単にまとめると以下の通りです。
- 公式サイト(https://esta.cbp.dhs.gov/)へアクセス
- 新規申請ボタンをクリック
- 必要事項を英語で入力(日本語翻訳表示あり)
- 支払い画面でクレジットカード情報を入力(21ドル)
- 数分〜72時間以内に結果が通知される
日本語サポートがなく不安な場合でも、信頼できる旅行代理店や航空会社のサポートページを利用するのがおすすめです。
まとめ:ESTAは「安くて簡単」が基本
ESTAは原則として自身で公式サイトから申請するのが最も安全で、コストパフォーマンスにも優れています。検索結果の上位に出てくるサイトが必ずしも公式ではないことを理解し、常に.govドメインの正規ルートを確認しましょう。
不要な出費を防ぐためにも、海外旅行前の情報収集はとても大切です。

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