学生にとって交通費の節約は重要なテーマのひとつ。特に新幹線では「学割」と「往復割引」の両方が使える場合があり、正しく組み合わせれば大きな割引効果が得られます。しかし、割引の適用順や計算方法を誤ると、想定していた金額と異なるケースも。この記事では新幹線の学割と往復割引の正しい使い方を、実例を交えてわかりやすく解説します。
学割と往復割引、それぞれの概要を確認
学割(学生割引)は、学生証と「学校発行の学割証」があれば、乗車券の運賃から20%引きになる制度です。ただし、特急券などの料金部分は割引対象外です。
一方、往復割引は、片道601km以上の乗車券で往復分を同時に購入することで、それぞれの乗車券が10%引きになる制度です。往復の行き先・経路・使用期間などに条件があるため、事前確認が重要です。
割引の適用順は「学割→往復割引」が正解
結論から言うと、新幹線の運賃割引の順番は、先に学割(20%引き)を適用し、その後に往復割引(10%引き)を適用するのが正式なルールです。これはJRの運賃制度に基づいており、全国一律で適用されます。
例えば、片道の運賃が8,000円の区間を往復する場合、以下の計算となります。
- ①学割適用:8,000円 × 0.8 = 6,400円
- ②往復割引適用:6,400円 × 0.9 = 5,760円
つまり、片道あたり5,760円、往復で11,520円となり、通常の16,000円(8,000円×2)よりも4,480円の節約になります。
計算方法のポイントと注意点
割引は乗車券の運賃部分に対してのみ適用されるため、特急券やグリーン券には影響しません。また、割引後の運賃は10円未満を切り捨てて計算するため、最終的に端数が出る点にも注意しましょう。
駅の窓口では自動的に正しい順番で計算されますが、自分で計算する場合は「学割→往復割引」の順を守ることが大切です。
実際に使ってみた事例紹介
ある大学生が「東京~新大阪」間(片道運賃:8,910円)を利用したケースでは、学割で7,128円となり、さらに往復割引で6,415円に。往復では合計12,830円と、通常の17,820円から約5,000円の割引を受けられたとのこと。
こうした使い方をすることで、帰省や旅行時の交通費を大幅に抑えることができます。
学割と往復割引を活用する際の手順
- ①学割証の取得:学校の事務室で発行してもらう(発行日から3ヶ月有効)
- ②対象区間を確認:片道601km以上かどうかをチェック
- ③駅窓口やみどりの窓口で往復乗車券を購入(オンライン予約不可な場合もある)
- ④特急券や座席指定は別途購入
まとめ:計算順を守れば最大限の割引効果が得られる
新幹線の学割と往復割引は併用可能で、適切な順番で計算すれば最大28%の割引効果が期待できます。ポイントは、学割を先に適用し、そのあとに往復割引を適用するという順序を守ること。手続きも難しくないので、学生のうちに積極的に活用してみましょう。


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