サウナの前後に体は洗うべき？洗いすぎの懸念と正しいマナー・ケア方法

サウナ愛好者が増える中、「入る前に体を洗うのは当然として、出た後はまた洗うべきなのか？」という疑問を持つ方は少なくありません。皮膚のバリア機能やマナーの観点から、サウナ前後の洗い方について正しい知識を持っておくことは大切です。

サウナ前に体を洗う理由とマナー

サウナに入る前の体洗いは、公衆衛生とマナーの基本です。汗や皮脂、整髪料などを落とさないまま入ると、サウナ室の木材に臭いや汚れが染み込む原因になります。

そのため、入室前には頭・体・足先までしっかりと洗い、できれば軽く湯通し（かけ湯）してから入るのが理想です。

サウナ後は多量の汗をかいており、体に塩分や老廃物が残っています。それらを洗い流すためにも、基本的にはもう一度洗うのが推奨されます。

ただし、ゴシゴシとナイロンタオルなどで擦りすぎるのはNG。皮膚のバリア機能が一時的に弱っている状態なので、泡立てた石鹸で優しく洗う程度に留めましょう。

洗いすぎによって皮膚の皮脂膜を取りすぎてしまうと、乾燥・かゆみ・肌荒れといったトラブルの原因になります。

特に乾燥肌や敏感肌の方は、毎回洗浄剤を使うのではなく、「汗を流すだけ」や「ぬるま湯で流す」のも一つの選択肢です。週に数回のサウナ習慣なら、毎回石鹸を使わないという人もいます。

サウナ愛好家の多くは「前後どちらも洗う派」が多数派ですが、「出た後はシャワーだけで済ませる」という人も見受けられます。

例えば週5〜7で通う方は「石鹸を毎回使わず、必要に応じて」といったケアを取り入れており、肌との付き合い方は個人差も大きいようです。

サウナの前はしっかり洗うのがマナーで、後も汗を流すために再度洗うのが基本です。ただし、洗いすぎによる乾燥や肌荒れには注意が必要。自分の肌質や頻度に合わせたケアを意識して、快適なサウナライフを楽しみましょう。