梅雨の時期に美しく咲き誇るあじさいは、日本の初夏を彩る風物詩の一つです。関西には、その魅力を堪能できる名所が数多く点在しています。今回は、観光にもぴったりな関西のあじさいスポットをご紹介します。
三室戸寺(京都府宇治市)|西日本最大級のあじさい寺
「あじさい寺」とも称される三室戸寺は、5,000株以上のあじさいが咲き誇る圧巻の名所。ハート形のあじさいやライトアップも話題で、恋人同士のデートスポットとしても人気です。
見頃の6月中旬には多くの観光客が訪れ、フォトジェニックな写真を撮るには早朝の訪問がおすすめです。
矢田寺(奈良県大和郡山市)|あじさいの小径が広がる名刹
「あじさい寺」として知られる矢田寺は、120種以上・約10,000株のあじさいが植えられた名所。階段や参道の両側に咲くあじさいは、幻想的な雰囲気を醸し出します。
特に雨上がりの朝などは、水滴をまとった花の表情がより一層美しく、訪れる価値ありです。
舞洲ゆり園跡地(大阪市此花区)|都会で楽しむあじさいガーデン
大阪市内で気軽にアクセスできる舞洲では、ゆり園跡地を利用したあじさい展が行われることも。海風とあじさいのコントラストが楽しめる希少なスポットです。
ポップな品種が多く、小さなお子様連れにも人気のレジャーコースとなっています。
長居植物園(大阪市東住吉区)|多様な品種が集まる穴場スポット
約1,200株のあじさいが咲き誇る長居植物園では、アナベルやガクアジサイなど多品種の観察が可能。展示温室や池周辺とのコラボも魅力です。
大阪市内にいながら、自然とふれあう穏やかな時間を過ごしたい方に最適です。
比叡山延暦寺ガーデンミュージアム(滋賀県)|標高840mで涼しく鑑賞
高原にある延暦寺ガーデンミュージアムでは、標高のおかげで涼しく快適にあじさい鑑賞が楽しめます。絵画の世界と花々が融合したような空間は、芸術的で静かに過ごしたい人向け。
京都からのドライブコースとしても人気があります。
白毫寺(兵庫県丹波市)|知る人ぞ知る静かなあじさい寺
関西ではやや穴場的存在ながら、丹波市の白毫寺には山間の自然と調和したあじさい風景が広がっています。観光地化されていない分、落ち着いた鑑賞が可能です。
あじさいの本数は控えめでも、趣ある景観との相性が抜群で、隠れた名所です。
まとめ|目的に応じて選べる多彩なあじさいスポット
関西には、歴史ある寺社から都市型ガーデンまで、あじさいを楽しめるスポットが豊富にあります。混雑を避けたいなら朝早めに訪れたり、平日を狙うのもポイントです。
この記事で紹介した場所を参考に、自分に合った「あじさい旅」をぜひ計画してみてください。
コメント