パスポートは代理で申請できる?ネット手続きの可否と最新事情を解説

パスポート

海外出張や留学など、急な海外渡航が必要になることは少なくありません。しかし仕事が多忙で「パスポートを自分で取りに行けない」というケースもあるでしょう。この記事では、パスポート申請の代理対応やオンライン手続きの可否について、わかりやすく解説します。

パスポート申請は原則として本人が行う必要がある

パスポートは国際的な身分証明書であり、厳格な本人確認が求められるため、日本では基本的に本人による申請・受け取りが義務付けられています。代理申請は原則できません。

ただし、一部の例外として15歳未満の未成年や病気・身体的理由で窓口に行けない場合は、親権者や法定代理人などによる代理申請が可能とされています。この場合も申請書類や本人確認書類の原本提出が必要になります。

パスポートのオンライン申請は可能になったのか?

近年、日本政府は行政のデジタル化を推進しており、2023年3月からパスポートの更新手続きはオンライン申請が可能になりました。これは「電子申請対象の更新手続き」のみで、新規取得や氏名・本籍の変更がある場合は対象外です。

オンライン申請に対応しているのは、以下の条件を満たす人です。

  • 5年または10年パスポートの有効期間が残り1年未満
  • 名前や本籍に変更がない
  • マイナンバーカードを保有している

手続きは「マイナポータル」から行えますが、交付は対面受け取りが必須です。

代理受け取りはできるのか?

パスポートの受け取りも本人が原則とされており、代理受け取りはできません。これも国際的な本人確認制度に基づいており、安全保障上の観点から厳しく制限されています。

ただし、事情により本人が受け取れない場合、一部の自治体で事前相談のうえ特例措置を設けているケースもありますので、必ず各都道府県のパスポートセンターに問い合わせましょう。

忙しい人におすすめの取得方法は?

多忙で窓口に行く時間が取れない人には、事前に必要書類を揃え、平日夜間や土日の開庁時間に予約する方法がおすすめです。東京都庁パスポートセンターなど、一部地域では夜間・休日対応を実施している場合もあります。

また、更新であればオンライン申請を活用することで、手続きの時間短縮が可能です。

まとめ:原則は本人対応、更新はオンライン活用を

パスポートの新規取得・更新ともに、本人確認が厳格に求められるため、申請・受け取りともに原則本人が行う必要があります。ただし、更新に限ってはマイナンバーカードがあればオンライン申請が可能です。最新の情報は各自治体の公式サイトを確認することをおすすめします。

急な渡航や出張に備えて、パスポートの有効期限は常にチェックしておきましょう。

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