欧米行きLCC航空券が15万円以上になっているのは、為替だけが原因ではありません。本記事では、過去の円高時代との違いを踏まえつつ、LCC運賃の仕組みや為替・燃油費構成について詳しく解説します。
国際線運賃はドル基準「NUC」とROEで決まる
航空運賃は、IATA統一単位のNUC(Neutral Unit of Construction)に基づき算出され、為替レートROEは毎月平均銀行レートから設定されます。為替変動が即価格に反映されるわけではなく、翌月から適用される形です :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
円安の影響は遅効的・限定的
円安が進行するとROEが高まり、日本円換算価格は増加しますが、運賃の基準となるNUC自体は為替に左右されず、航空会社の需要見通しや路線設定で変動します。
つまり、円安だから即“激高”とはならず、LCCでも15万円台の価格の多くは「NUC見直し」「燃油サーチャージ」「需給バランス」など複数要因が重なる結果です :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
LCCはコスト構造で円安以上に影響あり
LCCはFuel・人件費・一部路線のコスト増に敏感で、燃油費が上がると価格にも転嫁しやすい構造です :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
円安による燃油サーチャージ上昇は航空券価格に直結し、国際LCCチケットで15万円以上になるケースも増えています :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
円高時代との比較:価格は今も高水準
円高だった時期、LCCの欧米便は10万円未満クラスも散見されましたが、現在は15万円前後が“普通”に。
これは、燃料・人件費の上昇、LCCの長距離進出、新型機投入コストなど構造変化が大きく影響しており、為替だけでは説明できません :contentReference[oaicite:4]{index=4}。
結論:円安含め複合要因で価格上昇が常態化
まとめると。
- 運賃基準はNUC+ROE→即時変化ではない
- 円安は価格上昇の一因だが、NUC改定・燃油費・需給変動が主導
- 円高時代より今の方が構造的に価格が高いのが実情
よって、欧米LCCチケットが15万円以上するのは、円安だけが理由ではなく、複数の要因が重なり合った結果と言えます。


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