なぜANAのDH8D機にはスターアライアンスマークがないのか?機種別マーキングの違いを解説

飛行機、空港

ANAの国内線に乗ると、機材によってスターアライアンスのロゴマークがあるものと、ないものがあることに気づく方も多いでしょう。特にDHC8-Q400(通称DH8D)とB737-800(B738)でその違いは顕著です。本記事では、その違いの背景や運航形態、スターアライアンスとの関係について詳しく解説します。

ANAとANAウイングスの違いとは?

ANAグループには「ANA本体」と「ANAウイングス(ANA WINGS)」というグループ会社が存在します。DH8DはこのANAウイングスによって運航されています。一方、B738も一部ウイングス運航ですが、ANA本体の便名を使用することもあり、マーキングの運用に違いが生まれています。

ANAウイングスはANAの地域路線を担う航空会社ですが、スターアライアンスの正式加盟航空会社ではありません。そのため、DH8Dには基本的にスターアライアンスマークが貼られていないのです。

スターアライアンスマークの意義と貼付ルール

スターアライアンスマークは、アライアンス加盟航空会社の機材に貼付される公式なロゴです。原則として、加盟社の運航機材のみが対象で、提携会社や子会社の機材には貼られないことが一般的です。

たとえば、ANA本体が運航する国際線用のB777やB787などにはスターアライアンスマークが標準で貼付されています。B738については、ANA本体の機材かつ国際線転用機材が含まれているためマークが存在するケースが多いのです。

ANAウイングスのB738にスターアライアンスマークがある理由

一部のB738はANAウイングスが運航していますが、機材自体がANA本体所有である場合や、過去に国際線で使用されていた機材であれば、スターアライアンスロゴを維持していることがあります。

また、便名上ANAコードで運航される便では、スターアライアンスのマーケティング上の都合でロゴを表示する場合もあるようです。これはあくまで例外であり、DH8Dのようにローカル・リージョナル機材では原則非表示とされることが多いのです。

DH8Dがスターアライアンス塗装機にならない理由

スターアライアンス塗装機とは、機体全体にスターアライアンス仕様の特別塗装が施された航空機のことです。ANAでもB777やB787などで存在しています。

しかし、DH8Dは短距離・地域路線用の機材であり、国際線やアライアンスの接続を強く意識した用途ではないため、スターアライアンスのブランド施策の対象外となっていると考えられます。

今後B738のスターアライアンスマークはどうなる?

現時点では、B738におけるスターアライアンスマークの貼付け継続・削除の方針について公式な発表はありません。しかし、近年ANAは機材統一やブランド戦略を見直しており、マークの整理や更新が行われる可能性はあります

最新の傾向として、ANAは国際線用の最新鋭機を中心にアライアンス塗装を導入しており、B738やリージョナル機については自然減の流れも見られるかもしれません。

まとめ:スターアライアンスマークの有無には明確な運用ルールがある

ANAグループにおけるスターアライアンスマークの有無は、「運航会社が正式加盟社か」「機材の用途や由来」「マーケティング方針」によって決まっています。DH8Dが対象外であるのはANAウイングスが運航する地域路線用機材であることが主な理由です。

航空会社のブランド戦略やアライアンスとの関係性を知ることで、飛行機観察がさらに楽しくなるはずです。機材や塗装にも注目して、次回のフライトをもっと深く味わいましょう。

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