北海道の離島「天売島」は、海鳥の繁殖地としても有名で、6月は観光に人気のシーズンです。アクセス手段は主に羽幌港からのフェリーや高速船ですが、気になるのは海の天気による欠航リスク。特にフェリーの欠航確率やその傾向を事前に知っておくことで、安心して旅行計画が立てられます。
天売島フェリーの運航状況とは
天売島へのフェリーは「羽幌沿海フェリー」が運航し、約1時間40分で島へ到着します。使用される船はフェリー「おろろん2」や高速船「さんらいなあ2」などで、いずれも風速・波浪により運休の判断が下されます。
フェリー「おろろん2」は大型船で多少の風波には耐えられる設計ですが、それでも風速15m/s以上や波高2.5m超が続くと欠航になるケースが多く見られます。
6月末の天候傾向と欠航確率
6月末は北海道では梅雨がないとされるものの、低気圧や海上風の影響で天気が不安定になることがあり、その影響を受けやすいのが離島航路です。
過去数年の統計によると、6月後半の欠航率は平均して7〜10%前後。1週間のうち1日程度が欠航する可能性があると考えておくと安心です。
実例:2023年6月末の運航実績
2023年の6月28〜30日の運航実績では、高速船「さんらいなあ2」は2日間欠航、フェリー「おろろん2」は全日運航されました。このように、フェリーの方が欠航に強い傾向があります。
天売島観光協会の公式サイトや羽幌沿海フェリーの公式X(旧Twitter)では、当日の朝に運航状況が発信されるため、事前チェックが重要です。
フェリーが欠航した場合の代替手段
欠航時はその日の便すべてが停止になるため、泊まりがけの延泊や天売島→焼尻島→羽幌のルート変更など柔軟な対応が必要になります。
また、高速船は欠航してもフェリーは動くことも多く、「高速船を予約していたがフェリーに変更」という事例も多くあります。
旅の準備:念のための保険と余裕を
欠航リスクに備えて、スケジュールに1日程度の予備日を設けておくと安心です。特に本州や道央からのアクセスを考慮すると、帰路のフライトやJRの接続にも余裕を持たせるのが理想です。
また、万が一に備えて宿泊施設のキャンセルポリシーや、日本旅客船協会の情報も確認しておくとよいでしょう。
まとめ:6月末の天売島フェリーは欠航対策も計画に入れよう
天売島へのフェリーは6月末でもおおむね運航されるものの、天候次第では欠航のリスクがあります。過去の傾向から見ても、1割弱の確率で欠航する可能性を想定して、柔軟なスケジューリングを行いましょう。
フェリー会社の最新情報や天気予報のチェックをこまめに行い、万全の準備で大自然の離島を満喫してください。


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