インターネットでのホテル予約が一般的になった今、多くの人が「Booking.com」や「Agoda(アゴダ)」といった予約サイトを利用しています。これらは似たように見えても、運営会社やサービス内容に違いがあります。この記事では、両サービスの違いや特徴をわかりやすく解説します。
Booking.comとAgodaは別会社?
一見まったく別の予約サイトのように思えますが、実はどちらも「ブッキング・ホールディングス(Booking Holdings Inc.)」というアメリカに本社を置く企業のグループ企業です。つまり、企業グループは同じですが、運営ブランドや戦略が異なります。
Booking.comはヨーロッパやアメリカのユーザーに人気があり、Agodaは東南アジアを中心にアジア圏での強みを持っています。
取り扱い宿泊施設と料金の違い
同じホテルでも、Booking.comとAgodaで表示される料金やキャンセルポリシーが異なる場合があります。これは、それぞれが異なる契約条件で宿泊施設と提携しているためです。
たとえば、Booking.comでは「予約後のキャンセル無料」が強調されているプランが多く、Agodaは「事前決済による割引料金」が多い傾向にあります。目的に応じて比較して選ぶことが重要です。
予約確認メールやアカウント連携について
Booking.comから予約すると、通常は「Booking.com」ドメインのメールアドレスから予約確定メールが届きます。同様に、Agodaで予約した場合はAgodaの専用メールアドレスから連絡が来ます。
もしAgodaで予約したつもりがBooking.comからメールが来ていた場合、別のサイト経由で予約が振り分けられた可能性もあります。例えば比較サイトやパートナー経由で予約した場合は、実際の予約処理はグループ内の別サイトで行われることがあります。
キャンセル・返金ポリシーはサイトごとに異なる
キャンセルや返金条件は、AgodaとBooking.comで異なることがあるので注意が必要です。たとえばAgodaは事前払い・返金不可プランが多く、Booking.comは現地払い・キャンセル無料のプランも多いです。
プラン詳細をよく確認し、「返金可」などの条件表示をチェックしましょう。また、トラブルがあった際のカスタマーサポートの連絡先も異なります。
利用者の声と実例
ある利用者はAgodaで予約したつもりが、予約確認メールがBooking.comから届き不安になったそうですが、調べた結果、比較サイト経由で予約され、実際の契約がBooking.comだったと判明。ホテルにも予約はしっかり入っており、無事に宿泊できたとのことです。
また別のケースでは、Booking.com経由で予約後にキャンセルしたが、Agodaから返金確認メールが届いたという報告も。これはグループ会社内で処理が移管された可能性があります。
まとめ:混乱しないために予約時の確認を忘れずに
Booking.comとAgodaは同じグループ会社に属していますが、異なるブランドとして運営されており、料金体系や予約ポリシー、サポートも別です。
予約の際は、どのサイトで手続きしたか、予約完了後のメールの差出人、キャンセル条件などをしっかり確認しましょう。そうすることで、トラブルを未然に防ぎ、安心して旅行を楽しめます。

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