高速道路を走行中に「白い光がパッと光った」経験、ありませんか?特に阪神高速のように交通量が多い路線では、オービスによる取り締まりが頻繁に行われています。この記事では、オービスの仕組みや撮影される対象の車両、また誤って光ったように見えた場合の可能性について詳しく解説します。
オービスの種類と特徴:阪神高速に設置されるタイプとは
現在日本の高速道路で使用されているオービスにはいくつかの種類がありますが、阪神高速11号池田線に設置されているのは半固定式または可搬式オービスである可能性が高いです。
- 半固定型(LSM-300など):ある程度場所が限定されているが、再設置可能。
- 可搬式:三脚型で移動可能。取り締まりの柔軟性が高い。
- ループコイル式:地面のセンサーで速度測定。
いずれも速度超過が一定基準を超えた場合に、自動で撮影が行われ、後日通知が届く仕組みです。
並走車両がいるとき、どちらが撮影対象になるのか?
複数の車が並んで走っていた場合、基本的には「速度超過の大きい車両」が優先して撮影対象となります。オービスは複数レーンに対応しており、車線ごとに速度を測定する機能があります。
このため、例として以下のような場合。
- 走行車線:120km/h
- 追越車線:130km/h
このときオービスが作動すれば、原則として130km/h側(追越車線)の車両が撮影対象になります。ただし、120km/h側でも制限速度(60km/h)から大きく超過していれば同時に撮影されることもあります。
連続撮影や誤作動の可能性はあるのか?
オービスは基本的に連続撮影は行いません。1台ずつ撮影され、画像はAIやオペレーターにより確認されます。ただし、複数車両が同じタイミングで基準を超えた場合には、それぞれの車線で複数回フラッシュがたかれる可能性も。
また、次のような要因による「誤作動」と思われるケースもあります。
- 急な減速による車体の揺れで誤認
- 他の車両のナンバー反射
- 逆走車や特殊車両の通過
ただし、一度フラッシュがたかれた=撮影確定というわけではなく、解析後に違反とならない場合は通知も届きません。
通知が来るタイミングとその流れ
違反が確定すると、おおむね2週間以内に以下の流れで通知が届きます。
- 出頭通知の到着(呼び出し)
- 所轄警察署での聴取
- 反則金または刑事罰の判断
通知が来なければセーフと考える人もいますが、厳密には最大1か月程度かかることもあるため、しばらくは様子を見る必要があります。
オービスに撮られないための運転のポイント
速度超過のリスクを減らすには、以下の対策が有効です。
- ナビアプリやレーダー探知機でオービス位置を事前確認
- 夜間や早朝でも速度を抑える
- 速度規制のある区間は特に注意して走行
たとえ周囲が速くても、自分の免許や安全を守るためには慎重な運転が何よりも大切です。
まとめ:光ったオービス、その対象になるのは?
阪神高速11号池田線のような多車線道路でのオービス作動は、基本的に最も速度超過していた車両が対象になります。ただし並走車両も条件次第で撮影されることがあります。
「光った=確実に撮られた」とは限りませんが、制限速度との差が大きい場合は通知の可能性があるため、今後の運転に活かして安全運転を心がけましょう。


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