“地下鉄”と聞くと、真っ先にジャカルタMRTを思い浮かべる方も多いでしょう。確かに渋滞深刻なジャカルタにとってMRT整備は待望の一歩でしたが、世界最大規模の地下鉄建設プロジェクトは別の場所で進行中です。
世界最大の単一フェーズ・地下鉄プロジェクトはリヤド
実は、サウジアラビア・リヤドで進む「リヤド・メトロ」は、建設面積・路線距離ともに“史上最大級”とされています。
約800㎢の敷地に6路線・176km、85駅を一気に建設する大型公共プロジェクトで、2024年12月には運行開始、完全稼働は2025年初頭が予定されています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
ジャカルタMRTは確かに意義ある整備だが…
ジャカルタでは2019年にMRT南北線(約15.7km)が開通し、日本のJICA支援により整備されました :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
2024年には東西線も着工済みで、都市交通のインフラ整備として非常に重要です。ただし、マイルストーンとしては世界最大には至っていません。
上海や北京でも“巨大地下鉄”が拡張中
中国・上海では2025年までに総延長1,154kmの大型計画が進行 :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
北京も約998km超を目指す地下鉄拡張計画を推進中 :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
総まとめ:ジャカルタじゃない、最大地下鉄はリヤド
結論として、現時点(2025年6月)において「世界最大の地下鉄建設プロジェクト」は、サウジアラビアのリヤド・メトロであり、ジャカルタは確かに都市交通にとって転換点を迎えているものの、“世界一”ではありません。
一方、中国の上海や北京も巨大ネットワーク拡張中であり、都市鉄道整備競争は今も激しく進行しています。


コメント