ドライブの計画でナビアプリを使う際、同じ出発地と目的地でも表示される高速料金が異なることに驚く方も多いでしょう。特に神戸西ICから鳴門ICまでのルートでは、GoogleマップとNAVITIMEで表示される料金に数百円の差が生じることがあります。その理由を詳しく見ていきましょう。
表示される料金の違いはどこからくる?
Googleマップでは神戸西から鳴門までの高速料金が「約2,910円」と表示されることがある一方、NAVITIMEでは「約3,340円」と案内されることもあります。この違いの大きな要因は、ETC割引の適用有無や経由地・入口出口の選定方法にあります。
たとえば、GoogleマップではETC普通車の休日割引や深夜割引などを前提にした金額が反映されているケースが多く、NAVITIMEでは通常料金を基準として表示することが多いのです。
ETC割引が反映されているかどうか
GoogleマップはETC利用前提の料金表示をすることが一般的で、特に土日祝日や深夜早朝の時間帯では割引後の金額が表示される傾向にあります。一方、NAVITIMEでは「割引なし」「ETC車なし」の想定をデフォルトとして設定されている場合もあり、結果として表示額が高くなります。
実際に料金を比較する際には、NEXCO東/中/西日本の公式料金検索を利用して、自分の利用条件に合った金額を確認するのが確実です。
通行ルートや出入口の違い
同じ目的地でも、「最寄りICの違い」や「分岐選択の違い」で料金が変わることがあります。例えばGoogleマップでは距離や時間を優先し、少し手前のICで下りるルートを案内することがあり、それにより料金が安くなる場合があります。
一方、NAVITIMEでは一般的なルート(主要IC同士)を採用するため、やや高めの料金になることもあります。
各ナビアプリの特徴と使い分け
- Googleマップ:ルート探索が早く、ETC割引が反映された料金を提示する場合がある。無料で使いやすいが、詳細な通行料金内訳は見られない。
- NAVITIME:交通情報に強く、経路や車種設定が細かくできる。条件を自分で設定すれば正確な料金算出が可能。
一方で、有料会員登録が必要な機能も多く、無料ユーザーには制限がある場合もあります。
確認方法:正確な料金を知りたいときは?
ETC割引や時間帯による料金の違いを反映させた「正確な高速料金」を知りたい場合、ドラぷら(NEXCO公式)などを使って事前に条件を入力し、料金を調べるのが一番確実です。
特に旅行や出張での費用精算が必要な場合は、アプリの表示に頼らず公式の料金検索サイトを利用しましょう。
まとめ:ナビアプリの料金は参考値、公式情報で補完を
GoogleマップやNAVITIMEで表示される高速料金は、それぞれのアプリの設計思想や前提条件の違いによって差が出るのが通常です。ドライブ前に正確な金額を知りたい場合は、自分の利用条件を把握した上で、NEXCO公式サイトなどでの確認が安心です。
ナビアプリは「ルートの目安」として活用し、料金は公式情報でチェックするのが、賢い使い方です。


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