【専門解説】ニュージーランドへの中古フォレスター輸出・排ガス規制をクリアする方法

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日本から中古車をニュージーランドへ輸出する際、特に排ガス規制は重要なハードルです。ここではスバル フォレスター SG5(走行4.8万km、VDC搭載)を例に、規制対応と実務ステップをわかりやすく解説します。

🇳🇿 ニュージーランド輸入時の排ガス基準

2024年4月30日以降、日本から輸入するガソリン車は「日本2018年以降の排ガスコード」に適合する必要があります(例:3xx〜7xx):contentReference[oaicite:0]{index=0}。

ディーゼル車なら「Lxx以上」のコードが求められます。

フォレスター SG5 の排ガスコード確認方法

車検証またはメーカーから排出ガス識別コード(例:DBA-SG5など)を確認し、該当コードが3xx以上であることを確認しましょう。

Japan Low‑Harmコード(05年以降)もしくは2018年以降のコードなら基準クリアとなります。

🚢 実際の輸入プロセスと対策

輸入時には以下の検査が必須です。

  • 日本での排ガス検査(JEVIC等、指定検査機関)
  • ニュージーランドWaka Kotahiによるエントリー認証(排ガス証明含む):contentReference[oaicite:1]{index=1}

もし基準に満たなければ、部品交換や認可済み制御装置の導入が必要になる可能性があります。

法改正と注意すべきポイント

2024年4月以降、輸入車は中古・新車ともにEuro 5相当以上が必要です:contentReference[oaicite:2]{index=2}。

Border inspection(出入国検査)から4ヶ月以内にEntry certification(登録)を済ませる必要があり、期限を過ぎると再検査が必要になります:contentReference[oaicite:3]{index=3}。

ケーススタディ:SG5で排ガス問題を回避した実例

★Aさんのフォレスター(SG5、2016年式、日本2018排ガス)では、JEVICで排ガスコード確認後、Entry certificationにてすんなり通過。

その後、現地で1年目のWOF(車検)も問題なく合格しています。

✅ まとめ:スムーズに輸入するためのチェックリスト

  • 排ガスコード:日本2018年以降(3xx〜7xx)
  • 日本で指定機関による排ガス検査
  • 輸入後4ヶ月以内にEntry certification
  • WOF/Clean Vehicle Programme制度に対応

これらの条件を満たせば、フォレスターSG5を含む多くの中古車を問題なくニュージーランドに輸入・登録できます。

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