人口150万都市の中で「都会らしさ」を感じるのはどこ？主要7都市の魅力比較

仙台市、さいたま市、川崎市、京都市、神戸市、広島市、福岡市――いずれも日本有数の人口150万前後の都市です。各都市は地域の中核として発展し、それぞれ異なる「都会らしさ」を持っています。本記事では、それらの都市の特徴や魅力を比較しながら、“都会”と感じやすいポイントを紹介します。

都会らしさとは何か？その要素を整理

「都会らしい」と感じる要素は人それぞれですが、一般的には次のような観点で判断されることが多いです。

これらをもとに、各都市を見ていきましょう。

福岡市は九州最大の都市で、博多駅や天神エリアには高層ビル、ショッピングモールが集まり、東京や大阪にも引けを取らない活気があります。

福岡空港が市街地に近く、国内外のアクセスが良好。グルメやカルチャーも盛んで、アジアとの国際交流も進んでいます。

神戸市は港町として西洋文化を取り入れた歴史があり、異人館や旧居留地エリアなど街並みに高級感が漂います。

三宮エリアにはビジネス街や百貨店が集中し、夜景も有名。阪神間との一体化により都市圏の一体感も強いです。

東京・横浜の中間にある川崎市は、通勤圏として栄え、再開発による都市機能が年々拡張しています。

ラゾーナ川崎などの大型商業施設が駅前にあり、ビジネス街と住宅街がバランスよく共存しています。

杜の都と呼ばれる仙台市は、東北最大の都市で商業・行政・文化のすべてが集中しています。

駅前には高層ビルや複合施設が立ち並び、地下鉄も2路線運行されており、地方都市としては群を抜く都市機能を持っています。

さいたま市は埼玉県の中心都市で、東京近郊のベッドタウンとして発展しました。大宮駅を中心に商業施設や行政機能が集中しています。

都市構造的には郊外都市的性格が強いものの、交通の要衝としての役割は大きく、アクセス性は抜群です。

広島市は中四国最大級の都市で、路面電車が走る中心街、本通りや紙屋町エリアは賑わいがあります。

広島駅周辺の再開発が進み、新幹線や空港アクセスも向上。都市としての風格が増しています。

京都市は古都としてのイメージが強いですが、四条烏丸や京都駅周辺は高層ビルも増え、商業の中心地として活気づいています。

大学や研究機関も多く、カルチャー・テクノロジーの融合都市として注目されています。

それぞれの都市に独自の都会らしさがあり、一概にどこが一番とは言えませんが、商業・人口密度・文化発信など総合的に見て福岡市と神戸市が「都会っぽさ」を感じる代表格といえるでしょう。

一方で、仙台市や川崎市も機能的には都会そのもので、地域性に応じた都市の姿を見せています。どの都市も訪れてみると、新たな発見があるはずです。