夜空にふと目をやると、遠くに明るく輝く光が気になることがあります。特に郊外では、人工光が際立って見えることもあり、「あの光はどこから?」と気になって調べたくなることも。今回は、愛知県一宮市木曽川町から東方向に見える光についての可能性と、同様の事例から読み解く「遠くの明かり」の正体を探っていきます。
光が遠くからでも見える理由とは?
まず知っておきたいのは、都市照明や大型グラウンドのナイター設備などは、非常に高出力で遠方からでも見えるという点です。特に光害(光による環境への影響)が少ない地域では、30km〜40km先の照明が視認できる場合もあります。
例えば、標高差が小さく、見通しの良い平野部では、意外なほど遠方の光がまっすぐ届き、はっきりと「空がぼんやり明るい」と感じられます。
名古屋経済大学グラウンドのナイター照明の可能性
一宮市から東方向、江南〜犬山方面には、名古屋経済大学のグラウンドが位置しています。特に犬山市栗栖にあるグラウンドには、夜間も使用される強力なナイター照明があり、地域住民の間でも「遠くから見える」と話題になることがあるほどです。
また、堤防道路から江南厚生病院を越えて東を見ると、ちょうどこのグラウンド方向と一致するため、可能性としてはかなり高いと言えるでしょう。
似たような「遠くの明かり」の実例
このような現象は他地域でも見られます。例えば、静岡県では富士市から清水エスパルスの練習場のナイターが見えるという声や、奈良県では生駒山のテレビ塔の点滅が大阪市内から視認できるといった事例があります。
いずれも共通しているのは「標高差・遮蔽物の少なさ・強力な照明設備」の3点。これが揃えば、地図上では遠いと感じる距離でも、夜間の光は意外なほど鮮明に届きます。
もし確かめたいときの手順
気になる光の出所を特定したい場合は、次のような手順が役立ちます。
- Googleマップの航空写真で照明の位置や照らされる方向を確認
- 夜にドライブがてら現地を巡ることで角度や明るさの比較
- ストリートビューでポールの高さや照明器具の向きをチェック
加えて、光害マップ(Light Pollution Map)などを活用すれば、夜間に明るく見える地域が色分けで表示され、予想がしやすくなります。
まとめ:光の正体は「遠くの明かり」かも?
一宮市木曽川町から見える夜の明かりは、地形と照明条件によって、犬山市の名経大グラウンドである可能性が高いと考えられます。視界が開けた地域では、遠方からの人工光が想像以上に届くため、地図や現地情報を組み合わせて予測するのが有効です。
同様の現象を体験している方は少なくないので、ぜひ観察を楽しみながら、身近な「光のミステリー」を解き明かしてみてはいかがでしょうか。


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