北海道方言「だべさ」は今も使われている?沿岸部と都市部の違いを解説

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北海道を象徴する方言の一つである「だべさ」。かつては日常的に使われていたこの言葉も、近年では都市部ではあまり耳にしなくなったという声が増えています。この記事では、「だべさ」が現在どのような地域で使われているのか、特に沿岸部と都市部の違いを中心にご紹介します。

「だべさ」とは?北海道弁の特徴

「だべさ」は、断定や念押しの意味を込めて使われる語尾で、「そうだよね」「~でしょう?」といったニュアンスを含んでいます。たとえば「寒いべさ」は「寒いでしょ」という意味にあたります。

北海道弁は東北地方の方言の影響を色濃く受けており、「べ」「だべ」「さ」「しょ」などが語尾に多く使われるのが特徴です。

札幌など都市部での使用頻度

札幌などの都市部では、近年若年層を中心に方言離れが進んでおり、「だべさ」を日常的に使う人は少なくなっています。メディアやインターネットの影響で共通語に接する機会が多く、自然と標準語寄りの言葉づかいに変化している傾向があります。

しかし、高齢者世代や家庭内では今でも使われる場面があり、言葉として完全に消えたわけではありません。

沿岸部や地方では今も健在?

道南や道東などの沿岸部、または小規模な町村では、現在でも「だべさ」や他の北海道方言が日常的に使われているケースが多く見られます。これは地域コミュニティのつながりが強く、言葉が世代を超えて引き継がれやすいためです。

たとえば、漁業が盛んな留萌や根室の地域では、商店のやり取りや家庭内の会話で「だべさ」「だっけさ(だからさ)」といった表現が普通に使われています。

方言が地域文化として見直されている

近年では北海道弁を文化的資源として見直す動きもあり、道内の観光案内や商品名にあえて「だべさ」などを使って親しみやすさを出すケースも増えています。たとえば、「うまいっしょラーメン」や「だべさTシャツ」といった商品がその例です。

また、地域の小学校などで地元の方言を学ぶ授業も取り入れられ、北海道弁の保存と継承に対する関心が高まっています。

実際に聞いた「だべさ」使用例

函館市に住む60代の女性は「今でも近所のおばちゃん同士では普通に“今日は寒いべさ”って話してるよ」と語っており、道南の一部地域では当たり前のように耳にするそうです。

また、網走在住の方も「釣りの時に“今日は釣れるだべさ”って声かけるのが自然」と話しており、地域の日常会話に根づいていることがわかります。

まとめ

「だべさ」は札幌などの都市部では次第に使われなくなってきているものの、沿岸部や地方では今も日常語として健在です。言葉は時代とともに変化していくものですが、方言にはその地域ならではの温かみと文化が詰まっています。

北海道を訪れる際は、こうした地域の言葉に耳を傾けてみると、旅の楽しみがより深まるかもしれません。

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