「水族館で大きな魚がぐるぐる泳いでいるのを見ると気分が悪くなる」と感じる人は、意外と少なくありません。理系・文系といった属性に関係なく、人によっては視覚や感覚のズレによって「酔い」に似た症状を引き起こすことがあります。この記事ではその原因やメカニズム、さらに対策についてわかりやすく解説していきます。
水族館で目が回る人は意外といる
水族館に訪れた際、特にトンネル水槽や大回遊水槽のような場所で「気分が悪くなる」「目が回る」と訴える人は一定数存在します。
これは決して珍しいことではなく、乗り物酔いや3D酔いに近い感覚に分類されるケースが多いです。
原因は「視覚と三半規管のズレ」
人間の平衡感覚は、主に「視覚」「三半規管(内耳)」「筋肉・関節の感覚」からの情報を脳が統合してバランスを保っています。
水族館では、目の前で魚がぐるぐる回っていたり、水の揺らぎが大きかったりすると視覚情報が過剰に刺激され、それが内耳の感覚と一致しないことで自律神経が混乱し、酔いのような症状が出る場合があります。
理系だから?感覚の鋭敏さと関係はある?
「理系の人がなりやすい」という科学的根拠はありません。ただし、感覚過敏や情報処理の傾向によって、特定の刺激に反応しやすい傾向を持つ人はいます。
例えば、視覚処理能力が高い人ほど動きの情報に強く反応しやすく、トンネル水槽などで酔いやすいという報告もあります。
実際の声と例:SNSでも共感の声が多数
X(旧Twitter)や掲示板では「回遊水槽で立っていられないほどフラフラした」「イルカのショーを見てたら頭がクラクラした」といった声が散見されます。
特に大型水槽の前で長時間過ごすと、視覚酔いを引き起こすこともあるため、体調によっては注意が必要です。
水族館で気分が悪くなる人への対策
- 動く展示から距離を取る:なるべく離れて見るだけで軽減します。
- 視点を固定:一点を見るようにし、魚の動きに目を追わせない。
- 酔い止めを事前に服用:車酔いと同じような対策で効果があります。
まとめ:無理せず自分の感覚に従おう
水族館で目が回る・気分が悪くなるのは特別なことではなく、誰にでも起こりうる感覚反応です。
「気のせい」や「我慢」ではなく、自分の感覚を尊重して無理のない見学を心がけましょう。水族館を快適に楽しむためにも、事前に対策をしておくことが大切です。


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