“ドリームコア”という言葉は、非現実的で夢の中のような、どこかノスタルジックでシュールな雰囲気を持った空間や体験を指すインターネット由来の感性用語です。この記事では、関西圏でその“ドリームコア”の雰囲気を感じられる場所や体験を、具体的なスポットや事例を交えながら紹介します。
そもそも“ドリームコア”とは何か?
ドリームコア(Dreamcore)は、懐かしさ・違和感・幻想を併せ持つ視覚的なテーマです。廃墟的・生活感のない公共施設・80~90年代の映像美などが典型です。
空虚でありながら居心地の良い、どこかで見たような、けれども現実には存在しないような空間に人は“夢”を感じ、没入感を抱きます。これは日本独自の“昭和レトロ”や“ノスタルジー”ともリンクします。
大阪でドリームコアを感じる場所
1. 咲洲庁舎(旧WTCコスモタワー)
高層階から望む夜景や無機質な展望フロア、静かなエスカレーター空間など、ドリームコア的要素が満載です。
2. 大阪市立科学館(特に夜の外観)
近未来的構造物と無人の夜の佇まいが不思議な浮遊感を与えます。館内の一部も古びた展示が“それらしさ”を感じさせます。
神戸エリアの注目スポット
1. ポートアイランド市民広場
整然とした歩道と少しだけ手入れの行き届いていない公共空間、無人のベンチや電灯はまさに夢の中の公園のよう。
2. 神戸海洋博物館(メリケンパーク内)
骨組み状の建築と静かな海風が交じり、訪れる時間帯によっては非現実的な世界を演出します。
京都で味わえる静寂と違和感の融合
1. 龍谷大学 深草キャンパス
無人の学生ラウンジや空き教室、夕暮れの構内などがドリームコア的な写真素材としても人気があります。
2. 鞍馬寺奥の院エリア
静寂と霧、苔むした石段など自然と神秘が入り混じり、まるで“夢の境界”のような雰囲気に包まれます。
室内型スポットでも“ドリームコア”は感じられる
1. レトロ自販機スポット(例:兵庫県・ドライブインながさわ)
古びた内装と昔ながらの自販機が稼働している様子は、時の止まった空間として注目を集めています。
2. 天保山マーケットプレースの一角
時代から取り残されたようなゲームコーナーや照明の少ない階段など、ふと現実感を失う空間があります。
“ドリームコア”的な感覚を見つけるコツ
特別な場所でなくても、・誰もいないショッピングモールの開店直後
・深夜の公園や無人駅
・改装前の古い旅館など、日常の中にドリームコアは潜んでいます。
スマートフォンを片手に、静寂と違和感が交錯する瞬間を探すのも一興です。撮影する場合は周囲への配慮を忘れずに。
まとめ:ドリームコアは“どこか懐かしく、非現実的な世界”
関西には意外にもドリームコアを感じさせる場所が多く点在しています。特別な施設だけでなく、日常の中の“ズレ”や“静けさ”を探す感覚が、あなたの中の“夢のコア”を刺激してくれるかもしれません。
都市の片隅、廃校、展望台、誰もいないロビー…次にあなたが立ち寄る場所が、ドリームコアの世界かもしれません。


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