国際線の航空便において、モバイルバッテリー(リチウムイオン電池を含む製品)は機内持ち込み限定であり、原則として預け入れ荷物に入れてはならないことが各航空会社や国際航空運送協会(IATA)によって定められています。しかし、うっかり預けてしまうケースも少なくありません。本記事では、そうした場合の対応方法と注意点について詳しく解説します。
モバイルバッテリーを預け入れたまま出発した場合の航空会社の対応
多くの航空会社では、預け入れ荷物内にモバイルバッテリーが発見された場合、その荷物は開封・取り出しが行われ、対象物は没収または搭乗者に返却されます。しかし搭乗者がすでに保安検査場を通過している場合、呼び出しが間に合わないケースもあります。
そのため、今回のように「呼び出しがなかった」「到着まで気づかなかった」という状況でも、現地空港側で対応された可能性が高いです。
罰則やペナルティはあるのか
通常、モバイルバッテリーの誤預けによる故意性がない場合は、罰則の対象にはなりません。ただし、安全運航に影響を与えたと判断される重大事案(例:発火など)があれば、その限りではありません。
また、今後同じ航空会社を利用する際に、搭乗手続きで注意を受けたり、モニタリング対象になる可能性もあります。
乗り継ぎ時に申告は必要か?
乗り継ぎ(トランジット)を行う場合、その国・空港の規定により、再保安検査を受けることになります。モバイルバッテリーの所持については再度確認されることがあるため、次の便に搭乗する際は、必ず手荷物として機内に持ち込むようにしてください。
特にアメリカ、EU諸国、中国などではリチウム電池に対する規制が厳しく、場合によっては申告が求められるケースもあります。
預け入れてしまった場合に取るべき行動
- 目的地到着後、ターンテーブルで荷物を受け取る際に中身を確認する
- バッテリーがそのまま残っていた場合、空港の係員に報告して事情を説明する
- バッテリーが抜かれていた場合、航空会社の「遺失物扱い窓口」に照会する
また今後の旅行に備えて、モバイルバッテリーには「持込専用」と明記したタグやステッカーを貼っておくと、うっかりの防止になります。
なぜモバイルバッテリーは機内持ち込み限定なのか
リチウムイオン電池は発火や爆発の危険性があるため、航空機内で異常が発生した場合にすぐ対応できるよう、手荷物としての持ち込みが義務付けられています。
預け荷物内では異常を検知するのが難しく、特に高温環境や圧力変化が引き金となるリスクがあるためです。
まとめ
国際線でモバイルバッテリーを預け荷物に入れてしまった場合でも、悪意がなければ罰則は基本的にありません。ただし、安全上の大きなリスクを伴う行為であるため、今後は十分な注意が必要です。
乗り継ぎ時や復路便でも、モバイルバッテリーは必ず機内持ち込みとし、出発前に荷物の中身を再確認する習慣をつけましょう。


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