北海道新幹線の札幌延伸がいつまでも完成しないのはなぜ?東海道や山陽と比べて「半世紀かかる」長期プロジェクトに疑問を持つ人も多いでしょう。本記事では、その遅れの要因と課題を、過去の延伸事例と比較しながら整理します。
延伸計画の歩みと現状
北海道新幹線は2005年着工~2016年に新函館北斗まで開業しましたが、札幌延伸は当初2030年度末予定でした。しかし現在は2038~2039年度以降とさらに8~9年遅れる見込みとなっています :contentReference[oaicite:0]{index=0}。
この区間は全長約212 kmのうち約76%がトンネル区間となり、工期の大幅な延伸につながっています :contentReference[oaicite:1]{index=1}。
トンネル工事が最難関の理由
●地質の難しさ:渡島・羊蹄トンネルでは、巨大な岩盤や軟弱地盤が掘削を難航させ、掘削中断や設計変更が重なりました :contentReference[oaicite:2]{index=2}。
●工程の不確実性:8割をトンネルが占める設計のため、予想外の地質で数年単位の遅れが常にリスクに :contentReference[oaicite:3]{index=3}。
他新幹線と比べた工期の違い
東海道新幹線は1964年~1965年で東京〜新大阪を開業。山陽新幹線も岡山まで10年以内に延伸しました。
一方、北海道札幌延伸に至るまで2038年とすると、着工から開業まで約33年と非常に長期になっています。これは
①用地買収が平地より難しく、②地質調査にも時間がかかるためです。
その他の遅延要因
- 労働力不足・建設規制の強化 :contentReference[oaicite:4]{index=4}
- 資材価格の高騰や予算確保の難航 :contentReference[oaicite:5]{index=5}
- 政治の計画変更によるスケジュール再調整 :contentReference[oaicite:6]{index=6}
なぜここまで時間がかかるのか?
①トンネルの長さと地質の複雑さ
②山間部を通り自然環境への配慮
③国策と地方要望とのせめぎ合い
この組み合わせが、東海道・山陽に比べて圧倒的に時間が必要な理由といえます。
まとめ:遅れは想定された難関の結果
北海道新幹線札幌延伸は、トンネル工事の不確実性、労働・資材の制約、政治的調整など複雑な要素が重なって遅延しています。地方と都市を繋ぐ価値は大きいため、完成の2040年前後を見据えつつ、地質や工事の進捗に注目していきましょう。


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