初めての長距離フェリー旅行は、どの客室を選ぶかで大きく快適さが変わります。特に小さなお子さんを連れての船旅では、客室選びがそのまま旅の満足度に直結します。この記事では、東九フェリーの「ツーリストA」と「ステート」それぞれの特徴と、子連れでの適性について詳しく解説します。
東九フェリーの客室タイプとは?
東九フェリーには主に「ツーリストA」「ツーリストS」「ステート」「デラックス」などの等級があります。その中でも、「ツーリストA」はリーズナブルな相部屋タイプで、「ステート」は鍵付きの個室です。
ツーリストAはカプセルホテルのような造りで、プライバシーはほとんどありませんが、寝るだけと割り切るには最適。ステートはテレビや洗面台付きで、部屋に閉じこもって過ごすことも可能です。
小さな子どもと「ツーリストA」で過ごすのは現実的?
4歳児との船旅でツーリストAを選ぶと、就寝時や泣き声・動きによる周囲への配慮が課題になることがあります。相部屋では音や行動に気を遣う必要があるため、保護者のストレスが増えることも。
「日中はYouTubeで過ごせる」と考えていても、船内は場所によって電波状況が悪くなることがあり、Wi-Fiが使えない区間もあるため注意が必要です。
「ステート」ならではの安心と快適さ
一方「ステート」は鍵付き個室で、お子様が少々騒いでも周囲に迷惑がかかりにくいのが最大の利点です。照明やエアコン、ベッドスペースも快適で、大人もリラックスできます。
また、ステートルームなら部屋の中で軽食をとることもでき、お子様を見守りながら過ごすことができる点で、親子ともに安心できる空間です。
キッズルームやカラオケなどの船内設備は?
東九フェリーには一部船舶にキッズスペースやカラオケルームがありますが、全ての船に完備されているわけではありません。また、天候や時間帯によっては閉鎖されることもあります。
4歳児には、広い船内での移動そのものがアトラクションのようになることもありますが、それでも自由に遊ばせられるスペースがあると親としても助かります。事前に設備の有無を確認しておくことが肝心です。
実際の体験談:個室にして良かったという声
ある利用者の体験では、ツーリストAを予約していたものの、乗船直前に空きが出たステートに変更した結果、「子どもが静かに昼寝できて、自分も疲れを癒せた」という声が多く見られました。
一方、ツーリストAを選んだ利用者からは、「夜中に子どもがトイレに起きた際に周囲への気遣いが大変だった」「個室にしておけば…と後悔した」といった声もあります。
まとめ:家族でのんびり過ごすならステートがおすすめ
コストを抑えるならツーリストAも魅力的ですが、子連れであれば少しの追加料金で得られる快適さと安心感は非常に大きいです。
日常とは違う非日常の旅を、家族みんなが楽しめるようにするためにも、ステートルームの利用は検討の価値ありです。特に長時間の船旅では、環境が与える影響は思った以上に大きいもの。快適な船旅を楽しむための第一歩として、客室選びは慎重に行いましょう。


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