夏休みや連休シーズンなど、離れて暮らす家族との合流地点として多く利用される東京駅。特に、新幹線で移動する家族同士が「子どもの引き渡し」などを行う場合、広く複雑な構内で迷わないための計画が重要です。本記事では、東海道新幹線と東北新幹線を利用して東京駅で待ち合わせをする際、誰でもスムーズに合流できるおすすめの方法を紹介します。
東京駅構内の構造を簡単に把握しよう
東京駅には複数の新幹線ホームがあり、JR東日本の東北・上越・北陸新幹線(20~23番線)と、JR東海の東海道新幹線(14~19番線)でエリアが分かれています。構内は広大で階層構造もあるため、合流時には「同じ改札」「同じフロア」「明確な目印」が重要になります。
この違いを理解せずに各々の新幹線改札から出てしまうと、再入場が必要になったり、時間のロスにつながる可能性があります。
おすすめの待ち合わせ場所は「新幹線南のりかえ口」前
もっともおすすめなのが、東海道新幹線と東北新幹線の中間に位置する「新幹線南のりかえ口」改札前です。この改札は、東海道新幹線の中央改札と東北新幹線の南改札の中間にあり、双方の乗客がアクセスしやすい位置にあります。
改札のすぐ外にはベンチや売店、自販機もあり、目印としても分かりやすい場所です。さらに、エスカレーターやエレベーターも近くにあるため、子ども連れでも安心して移動できます。
構内マップを事前に共有しておくと安心
東京駅は初めて訪れる人にとって非常にわかりにくい駅です。事前に構内マップをプリントアウトしたり、スマートフォンでスクリーンショットを共有しておくと、合流時の混乱を防げます。
とくに祖父母世代などスマホに不慣れな方がいる場合は、駅構内の構造を紙の資料で説明しておくと安心です。
「在来線改札の外」での待ち合わせは避けたほうが無難
在来線の改札を出てしまうと、新幹線エリアに再入場するには乗車券が必要になります。特に、グランスタや丸の内・八重洲方面の改札は混雑する時間帯が多く、移動も複雑になります。
新幹線構内で待ち合わせを完結させることが、時間短縮と安全確保の両方においてベストな選択肢です。
子どもの安全を第一に、引き渡し時の工夫も大切
子どもの引き渡し時は、混雑を避けた時間帯を選ぶのがベターです。朝の通勤ラッシュ(7~9時)や夕方の帰宅ラッシュ(17~19時)を避けると、安心してやり取りができます。
また、駅構内では子どもの手をしっかり握る、名札や連絡先を首から下げるなどの安全対策も忘れずに。
まとめ:迷わず会うためには場所と段取りがすべて
東京駅での待ち合わせには、「新幹線南のりかえ口前」が最もアクセス性と視認性に優れたポイントです。あらかじめ構内情報を共有し、時間帯や引き渡し方法にも配慮することで、子ども連れでも安心して合流できます。
東京駅は確かに複雑ですが、しっかり準備すれば、家族にとって安心・安全な移動の拠点となるはずです。


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