公共交通を使う際、特に混雑する時間帯や大型イベント開催時には、乗車時のマナーや対応に悩むことがあります。この記事では、2台連結バスの乗車トラブルやバス停での並び順が無視される事例をもとに、対処法や理解しておきたいポイントを解説します。
なぜバスは定位置まで来ずにドアを開けるのか
2台連結バスなど長い車両の場合、混雑時や前方の交通状況により、停車位置に正確に止まれないことがあります。とくに都市部のターミナルでは、前の車両が詰まっていると後続バスが本来の停留所位置に進めず、やむなく後方でドアを開ける場合も。
これは乗務員の判断によるもので、後続バスの遅延を防ぐため、また定時運行を維持するために行われることもあります。しかし、待っていた乗客からすれば、不公平に感じる状況が発生しやすい点は否定できません。
実際に起きた事例と当事者の声
2024年6月29日、三宮駅13時過ぎ発の2台連結バスでは、20分以上前から先頭で並んでいた高齢の方が、バスが手前でドアを開けたために最後尾での乗車となり、座席を確保できない事態が発生しました。ドライバーへの抗議も無視されたとのことで、心理的にも大きなストレスとなっています。
このような出来事は、足腰の弱い方や妊婦、体調が優れない人にとっては大きな負担です。
バス会社側の運用と課題
バス会社としては「安全かつ円滑な運行」を第一にしており、交通事情やスケジュールを考慮して臨機応変な対応を迫られることもあります。連節バスの場合、停車位置の確保が難しい場合もあり、ドアを一時的に後方で開けることも業務上避けられないこともあるのです。
一部の会社では、こうした問題に配慮し、「整理係」や「乗車誘導スタッフ」が配置されることもありますが、休日の混雑時や人手不足のタイミングでは対応が追いつかないこともあります。
利用者ができる対策と心構え
- バス到着時の動きをよく見る:どの位置で開扉されそうかを意識し、状況に応じて移動できる余裕を。
- 譲り合いの意識を共有する:並び順を守るのはマナー。列の前に並んでいた人を優先させる配慮が求められます。
- ドライバーに声をかける:もし困難がある場合、遠慮せずに乗車時に意思表示を。
- 苦情は事後に冷静に伝える:トラブルを記録しておき、バス会社の「お客様窓口」に連絡することで改善が図られる場合も。
バス利用者に求められる相互理解
混雑時の公共交通は、誰にとってもストレスになりがちです。しかし、困っている方がいれば譲る気持ち、予期せぬ状況でも冷静に対応する姿勢が、利用者全体の満足度を大きく左右します。
とくに大型連結バスは構造上の制約も多く、すべての乗客にとって完璧な対応をするのは難しい現実もあります。
まとめ:今後のためにできること
・連節バス利用時は、並び順が反映されない可能性を事前に知っておく
・トラブルがあった際は冷静に記録・報告を
・高齢者や障害のある方への配慮は周囲も協力を
ちょっとした不満や不安も、社会全体で共有して改善していくことが快適な公共交通につながります。


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