移動式オービスにも事前警告標識はあるのか?最新の取り締まり傾向を詳しく解説

車、高速道路

スピード違反の取締りにおいて近年注目されているのが「移動式オービス(可搬式速度取締装置)」です。固定式オービスや高速道路のレーダー取締りでは事前に警告標識が設置されていますが、移動式の場合も同じように表示されるのでしょうか?この記事では、最新の移動式オービスの特徴と、事前に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

移動式オービスとは?従来のオービスとの違い

移動式オービスは三脚や車両に設置される持ち運び可能な速度取締装置で、警察が任意の場所・時間に設置して取締りを行うことができます。

これにより、今まで速度取締が難しかった通学路や生活道路などでも取り締まりが可能となり、都市部だけでなく郊外の交通事故防止にも活用されています。

移動式オービスにも表示義務はあるのか?

警察庁は、取締りが「交通事故防止を目的とした予防的取締り」であることから、移動式オービスを使用する際も、事前に告知看板を設置する運用が基本とされています。

たとえば「速度取締中」「速度違反自動取締機設置区間」などの標識が、取締り区間の手前に置かれるのが通例です。

設置方法と実例:どこにどんな表示が出るのか

移動式オービスは、設置当日に警察が「可搬式速度違反自動取締中」と記載された黄色や青色の立て看板を、道路脇や中央分離帯に配置します。

たとえば、東京都内の幹線道路では学校周辺の道路で早朝に設置され、「生活道路の安全確保」を目的に警告看板が置かれたうえで運用されていました。

警告看板なしの取締りはあるのか?

基本的には事前表示があるのが原則ですが、やむを得ない事情(看板設置のスペースがない、悪天候等)がある場合、告知看板が見えづらい・設置されないケースもあります。

ただし、その場合でも違反が無効になることはほとんどなく、法的には速度違反として処分が有効となります。

運転者としてできる対策とは?

・道路の標識に常に注意を向ける

・生活道路でも法定速度を守る意識を持つ

・交通安全週間や特別警戒日を意識する

また、警察の地域交通課のホームページでは、取締予定のエリアが事前に告知される場合もあるので、チェックしておくと安心です。

まとめ:移動式オービスも基本的に事前告知あり

移動式オービスであっても、原則として警告看板などの「予告表示」は設置されます。ただし、現場状況によっては見えにくい場合もあるため、常に速度制限を守る運転が最大の対策です。

取り締まり強化の流れの中で、従来以上に柔軟な速度監視が行われている今、安全運転の意識を高めることが重要です。

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