映画『天国にいちばん近い島』の舞台とは?原田知世主演作品が描いた美しき南太平洋の楽園

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1984年に公開された映画『天国にいちばん近い島』は、原田知世さんの映画初主演作品としても知られ、多くの人々に南の島への憧れを抱かせました。では、作品タイトルにもなっている“天国にいちばん近い島”とは実際にどこを指していたのでしょうか。

舞台となったのはニューカレドニア

『天国にいちばん近い島』のロケ地、そして物語の舞台となったのは、南太平洋に浮かぶフランス領の島「ニューカレドニア」です。特にグランドテール島やイル・デ・パンなどが撮影地として知られています。

透明度の高い海、手つかずの自然、白い砂浜が広がる風景は、まさに“天国”と形容されるにふさわしい美しさを持っています。

タイトルの由来と背景

原作は森村桂によるエッセイ『天国にいちばん近い島』(1966年)で、当時著者が実際に訪れたニューカレドニアへの憧れと体験が綴られています。これを原案として映画化されたことで、「天国にいちばん近い島=ニューカレドニア」というイメージが定着しました。

ハワイではないという点もポイント。ハワイも人気の南国リゾート地ですが、本作の舞台とは異なります。

現地の観光情報と今も残る撮影地の風景

ニューカレドニアのイル・デ・パンでは、映画のワンシーンのような美しいビーチや、地元民とのふれあいが楽しめます。特にクト湾やピッシンヌ・ナチュレル(天然プール)は映画のファンにも人気の場所です。

また、現地には映画や原作の名前を冠したお土産やガイドツアーも存在し、映画を懐かしむ人々の訪問が後を絶ちません。

ニューカレドニアへのアクセス

日本からはかつてエアカラン(エア・カレドニア・インターナショナル)が成田や関空から直行便を運航していましたが、現在は経由便が主流となっています。旅行前には最新の航空情報をチェックするのがおすすめです。

渡航には観光ビザは不要で、90日以内の滞在ならパスポートのみで可能(2025年現在)。

映画が与えた文化的影響

この映画をきっかけに、当時の日本では「南の島」ブームが起こり、ニューカレドニアへの旅行者も急増しました。若者を中心に、「自分だけの天国を探しに行きたい」という旅への憧れが高まった時代でもありました。

また、映画の主題歌もヒットし、原田知世さんの代表作として長く語り継がれています。

まとめ

原田知世主演の『天国にいちばん近い島』は、実在する楽園・ニューカレドニアを舞台に描かれた青春映画です。ハワイではなく、独自の文化と自然が残るこの島の魅力は、今なお多くの旅人の心をとらえ続けています。あなたも一度、“天国にいちばん近い島”を訪れてみてはいかがでしょうか。

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