千葉県には、かつて「七福タクシー株式会社」が運営していたとされる一風変わったテーマパークが存在していました。その名も「七福の里」または「七福天国」。地元住民や昭和後期〜平成初期に訪れた人の記憶にだけ残るこの施設について、今改めて振り返ります。
七福の里とは?
「七福の里」は千葉県習志野市にかつて存在した娯楽施設で、七福神をモチーフにした巨大な黄金仏像や演芸施設を特徴とするローカルテーマパークでした。
目玉は何といっても全身金色の七福神像たち。中には全長10メートル近くある仏像も設置されており、見る者に強烈なインパクトを与えていました。
中国雑技団や水中バレエも披露された
当時の館内では、中国雑技団によるパフォーマンスや水中バレエといったショーイベントも開催されており、大人も子どもも楽しめる娯楽施設でした。
このような「お寺×エンタメ×ショー施設」という組み合わせは当時としても極めて珍しく、まさに時代の産物とも言える存在だったのです。
運営会社とその背景
この施設を運営していたのが、当時「七福タクシー」の名で親しまれていた「シチフクグループ」。運輸業の枠を超え、観光や不動産、娯楽にまで事業展開していたユニークな企業でした。
しかし、バブル崩壊や経営資金の行き詰まりなどにより、1990年代半ばを境にテーマパーク事業は衰退し、施設は閉鎖されました。
現在の跡地と情報の乏しさ
現在では施設自体は解体されており、正式な記録や写真資料もごくわずかです。そのため、かつて訪れた人の「記憶の中にしか存在しない幻のテーマパーク」となっています。
「ディズニーランドより手前にあった」「金ピカの七福神が立っていた」「水中バレエを見た記憶がある」などの体験談が各種掲示板やSNSで散見され、今もわずかながら語り継がれている存在です。
まとめ:忘れ去られたレジャー施設の魅力
「七福の里」は、昭和〜平成初期の日本が持っていた「なんでもアリのレジャー精神」を体現したような存在でした。もしあなたが小さいころに訪れた記憶があるなら、それはまさしく一時代を彩った文化の一端を体験した貴重な記憶です。
現在ではほとんどの痕跡が失われていますが、今後もこのようなローカルテーマパークの記録を掘り起こすことは、地域文化や昭和レジャー史を理解するうえで重要な試みと言えるでしょう。


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