忙しい日常から少し離れて、自然に包まれる静かな場所でリフレッシュしたい――そんな時におすすめしたいのが、札幌から一泊または二泊で行ける、海の見える自然豊かな小さな町。この記事では、混雑を避けたい大人のために、あまり知られていない静かで美しいスポットを厳選して紹介します。
① 積丹町(しゃこたんちょう):透明度抜群の海と断崖美が魅力
札幌から車で約2時間半。積丹ブルーで知られる積丹半島は、海岸線の美しさと新鮮な海産物で知られる穴場の絶景スポットです。特に「神威岬(かむいみさき)」からの景色は圧巻で、晴れた日には息を呑むような青が広がります。
観光地化されすぎておらず、平日は観光客も少なめ。海鮮丼で有名な「田村岩太郎商店」や、ウニの旬(6月〜8月)には絶品の生うに丼も楽しめます。
② 寿都町(すっつちょう):静かな漁港と夕日の名所
積丹の先、車でさらに1時間ほどの寿都町は、道内でも特に人口の少ない静かな港町。美しい入り江と、港町ならではの素朴な空気が魅力です。
日本海に沈む夕日は格別で、散歩するだけでも心が洗われるような場所。キャンプ場や小規模な温泉宿もあり、ひとり旅や静かなカップル旅行にも最適です。
③ せたな町(瀬棚):海岸線ドライブと奇岩の風景
寿都町からさらに南へ。せたな町は日本海の荒波に削られた奇岩が点在する、絶景ドライブルートが続くエリアです。「三本杉岩」「太田山神社」など、インスタ映えする自然スポットが点在します。
観光客が少ないため、のんびりとした時間を過ごせます。町の規模も小さく、まさに「人が少ない海の見える町」を探している人にぴったりです。
④ 石狩市浜益区(はまます):札幌から最も手軽に行ける静寂の海辺
札幌市内から車で1時間半程度という好アクセスながら、驚くほどの静けさが保たれている浜益。特に「雄冬岬(おふゆみさき)」や「浜益温泉」周辺は、週末でも人混みが少なく、穴場スポットです。
海水浴シーズンを外せば、波音だけが聞こえる非日常空間が広がります。1泊旅行にちょうど良い距離感と、日帰り温泉でのリラックス体験がセットになった癒しの旅先です。
⑤ えりも町:断崖と風の町、静寂の絶景へ
太平洋側に位置するえりも町は、道央からはやや距離がありますが、そのぶん観光客も少なめ。えりも岬から望む太平洋の広がりと、名物の強風がつくる独特な自然景観が印象的です。
灯台からの景色や、風極の地としての文化的背景も興味深く、ゆったりと時間が流れる町の雰囲気を味わうには最適。車中泊やキャンプも人気です。
まとめ:海と静寂を求めるなら「距離×人の少なさ」で選ぶ
札幌からの弾丸旅行で“海が見える静かな町”を探すなら、「アクセスの良さ」と「観光地化されすぎていないこと」のバランスが重要です。積丹や浜益のような近場から、せたな町やえりものような非日常感のある場所まで、目的や体力に応じて選べば、心に残る週末旅になるはずです。
静かに波の音を聞き、自然と向き合う時間こそが、日常からの最高のリセットになります。


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