「免許を取って何年も経っているのに、高速道路が怖くて乗れない」そんな声は決して珍しくありません。特に合流のスピード感や、逆走ニュースによる不安から、怖さが増してしまう方も多いです。本記事では、高速道路への恐怖心をやわらげるための実践的なアドバイスをお伝えします。
なぜ高速道路が怖く感じるのか?
高速道路の怖さの正体は主に「スピードへの不安」「周囲の車との距離感」「合流時のプレッシャー」「逆走や事故のイメージ」など、経験不足と情報の影響が複雑に絡んでいます。
特に数年ぶりに乗る人や、慣れていない人にとっては、“不安が重なって実際以上に怖く感じる”という心理状態が生まれがちです。
合流時のスピードは何キロが正解?
高速道路への合流時はできる限り本線と同じスピード(目安としては80〜100km/h)を出すことが基本です。スピードが遅いと、後続車に迷惑をかけてしまう可能性があります。
加速車線(ランプウェイ)では、焦らずしっかり加速し、「隙間を見つけたら一気に合流」が基本です。ミラーだけでなく、目視による最終確認を必ず行いましょう。
逆走防止:意外と簡単な“確認習慣”
逆走事故の多くは高齢者や認知機能の低下が原因ですが、若い世代でも不安に感じる方は多いです。以下のポイントを守れば、逆走は確実に防げます。
- 入口表示を確認:「↑本線方面」「×出口」は必ずチェック
- 矢印と進行方向を意識:白い矢印が進行方向を示しています
- 初見のICでは一呼吸おく:「間違えていないか確認」する習慣をつける
不安なときは、係員が常駐する有人料金所を使うと安心です。
高速道路に慣れるための実践的ステップ
いきなり長距離を走るのではなく、短い区間から“練習”するのが効果的です。
例えば「片側2車線」「出入口が少ない」「交通量が少なめ」な区間(例:都市周辺の環状線以外)で、日中の明るい時間帯に運転してみましょう。
さらに、初心者マークや“初心運転中”ステッカーをつけておくことで、周囲の車から配慮されやすくなります。
実例:運転が怖かった人が克服できたきっかけ
ある女性ドライバーは、免許取得後4年間高速を避け続けていましたが、家族を乗せる必要ができたことで、少しずつ乗る練習を始めました。
最初は「パーキングエリアまでの往復のみ」から始め、慣れてくると「走行車線だけで目的地まで移動」できるようになり、今では東名高速も問題なく運転できるようになったとのことです。
まとめ:怖さを消す鍵は“知識”と“経験”の積み重ね
高速道路は最初こそ不安に感じるものですが、基本的なルールと安全確認を徹底し、徐々に経験を積むことで必ず慣れていきます。
合流時の加速や逆走防止のコツを押さえ、小さなステップから始めることで、“怖い”は“自信”へと変えていくことができます。焦らず、少しずつ自分のペースで高速運転に向き合ってみましょう。


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