車で名古屋から北海道へ旅する場合、「仙台まで走ってフェリーに乗るルート」と「名古屋港から直接フェリーを利用するルート」のどちらが良いのか悩む方も多いでしょう。この記事では、それぞれのルートのメリット・デメリットを比較しながら、目的に応じた選び方をご紹介します。
名古屋から仙台まで陸路+フェリーのルート
まずは、高速道路を利用して仙台まで走り、そこからフェリーで北海道(苫小牧港など)へ向かうルートを見てみましょう。このルートでは約600km以上を自走することになります。
メリット:
- フェリー会社が多く、ダイヤや便数の選択肢が多い(太平洋フェリー、新日本海フェリーなど)
- 仙台からのフェリーは夜間運航が多く、船中泊で移動できる
デメリット:
- 名古屋から仙台までの自走が長距離(所要時間約7〜8時間)で体力的にハード
- 高速代・ガソリン代などで出費がかさむ
名古屋港からのフェリー直行便はある?
現時点で、名古屋港から北海道直行の定期フェリー便は運航されていません。そのため、現実的には一度別の港(敦賀・舞鶴・新潟・仙台など)を経由する形になります。
例として、敦賀港から苫小牧東港への新日本海フェリーを利用するルートがあります。名古屋から敦賀までの距離はおよそ130kmほどで、車で2時間程度と仙台よりも圧倒的に近く、負担が少ないルートです。
おすすめルートと実例
例えば、「名古屋→敦賀港→苫小牧東港(フェリー)→北海道内へ自走」という流れは非常に効率的です。新日本海フェリーは車両ごとの乗船も可能で、船中泊で移動できるため、体力的負担も少なく旅を楽しめます。
また、舞鶴港や新潟港からのフェリーも選択肢となります。これらは距離や時間帯、船の設備によっても選び方が変わってきます。
コストと時間の目安
| ルート | 総所要時間 | 費用(概算) |
|---|---|---|
| 名古屋→仙台→苫小牧 | 約20時間(8h走行+12hフェリー) | 約30,000〜40,000円(ガソリン・高速・フェリー) |
| 名古屋→敦賀→苫小牧東 | 約18時間(2h走行+16hフェリー) | 約25,000〜35,000円 |
あくまで目安ですが、費用・時間ともに敦賀ルートがやや有利です。ただし、出港時間や予約状況によっては仙台便が便利な場合もあるため、旅程とのバランスが重要です。
まとめ:旅のスタイルでベストルートは変わる
名古屋から北海道への車旅は、目的地・時間・体力・費用など様々な要素で最適なルートが異なります。遠距離ドライブが好きな方は仙台までの陸路+フェリーでも満足度は高いでしょうし、体力温存やコスパ重視なら敦賀や舞鶴からのフェリー利用がおすすめです。
いずれにしても、フェリーの予約や航路情報は事前にしっかり確認し、快適で思い出に残る北海道旅を計画してみてください。

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