北海道の地図を見て「北広島市」という地名に驚いた方も多いのではないでしょうか。「広島」といえば中国地方のイメージが強いですが、なぜ北海道に「北広島」があるのでしょうか。本記事ではその由来と背景について詳しくご紹介します。
「北広島市」の地名の由来
北広島市の名前は、実は広島県からの移住者に由来します。明治時代初期、北海道の開拓が進められていた中で、広島県からの団体移住が行われたことが背景にあります。
この移住団体は、現在の北広島市の地域に入植し、「広島村」を創設しました。その後、昭和期に町制、そして平成8年(1996年)には市制施行により「北広島市」となったのです。
北海道開拓と広島移民団
明治23年(1890年)に、広島県からおよそ100戸以上の農家が北海道へ移住。寒冷地での農業に挑戦するため、集団でこの地に入植しました。
彼らは困難な気候や環境に耐えながら開墾を進め、現在の北広島市の礎を築きました。このような歴史を尊重する形で、地名にも「広島」の名が残ったというわけです。
「北広島」という名前の意味と成り立ち
「北」はもちろん北海道を指し、「広島」は移住元の広島県に由来します。つまり、「北の地にある広島」という意味合いが込められている名称です。
これは同じように、移住先の地に元の土地の名を冠する日本の伝統的な地名命名法の一例でもあります。
現在の北広島市の魅力
現在の北広島市は、札幌市と新千歳空港の中間に位置するベッドタウンとしても知られており、交通アクセスの良さや自然環境の豊かさで人気を集めています。
また、2023年には日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDOが完成し、全国的にも注目を集めました。
北広島以外にもある?地名にルーツを残した都市
北広島市のように、移住者のルーツに由来する都市名は日本各地に存在します。例えば、北海道の「新十津川町」も奈良県十津川村からの移住者が作った町です。
このような地名は、移住の歴史や先人たちの想いを今に伝える大切な文化資産といえるでしょう。
まとめ:北広島市の名前は開拓の歴史の証
北海道にある「北広島市」の名前は、広島県から移住してきた人々の歴史とその功績を称えるものです。名前に込められた背景を知ることで、旅先の景色がより深みを増すかもしれません。
もし北広島市を訪れる機会があれば、こうした背景に思いを馳せながら、街歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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