動物園で撮影した写真をSNSで見て、「どうしてこんなに檻が写っていないの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、スマホでもコツさえ押さえればプロ顔負けの“檻消しショット”が撮れるんです。この記事では、スマホユーザーでもすぐ実践できる撮影テクニックを紹介します。
カメラレンズを檻に“ぴったり”つけて撮る
もっとも簡単かつ効果的なのが、スマホのレンズを檻(フェンス)に直接くっつける方法です。檻との距離をゼロにすることで、ピントが背景の動物に合い、檻がほぼ写らなくなります。
実際、動物園でフェンス越しにトラを撮影した際、iPhoneのレンズを網に密着させるだけで、背景の被写体だけがはっきり写りました。
望遠ズームで檻をぼかす
最近のスマホには2倍〜3倍ズーム機能がついています。これを活用することで、檻がぼけやすくなり、動物だけを強調した写真が撮れます。
特にiPhoneやGalaxyなどのポートレートモードでは背景を自動でぼかしてくれるため、被写体と檻との距離があるシーンにおすすめです。
明るいレンズと“奥の明るさ”を利用する
明るい時間帯や太陽が檻の反対側にあると、金属の網が光に溶け込んで目立ちにくくなります。日差しの角度を意識して動物とカメラの位置を調整しましょう。
例えば、晴れた午後のキリン舎では、檻の影が落ちにくく、背景の緑や動物の色味がより自然に見えます。
ナイトモード・低照度時は網が目立ちやすいので注意
暗い場所での撮影では、どうしても金網にピントが合いやすくなります。スマホのナイトモードやHDR撮影では、檻もくっきり写ってしまうことがあります。
夜間や屋内展示では、あえて少し明るい場所に移動するか、他の撮影テクニックと組み合わせる工夫が必要です。
角度を変えて“檻の反射”を避ける
真正面から檻を撮るとどうしても網が写り込みますが、斜めの角度から撮ると反射光が逃げて写りにくくなります。スマホの画面で網の写り方を確認しながら、少しずつ角度を変えてベストポジションを探しましょう。
斜め45度の角度は金網のパターンが写りづらく、動物の表情を自然に写すのに向いています。
背景が“遠い展示”を狙う
檻の向こうに広い空間がある展示では、被写体とフェンスの距離が遠くなり、スマホでも被写界深度(ピントが合う範囲)を利用しやすくなります。
例えば、サバンナエリアや水辺展示など、広いスペースがある場所を狙ってみるのも一つの手です。
アプリの編集機能を駆使して仕上げる
撮影後でも、Adobe LightroomやSnapseedなどの編集アプリで「明瞭度」「ぼかし」「ブラシ修正」を使えば、写ってしまった網をぼかしたり消すことも可能です。
ただし不自然になりすぎないよう、編集は控えめにするのがSNS映えのコツです。
まとめ
・スマホでも檻を写さずに動物を撮ることは可能です。
・コツは「レンズ密着」「ズーム活用」「角度調整」「背景選び」など複数あります。
・編集アプリも適度に使えば、さらにSNS映えする写真に仕上がります。
動物園での写真撮影がもっと楽しくなるコツ、ぜひ次の訪問で試してみてください!


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