PCで作成したGoogleマップのカスタムルートをスマホで正しく使う方法とは?おすすめの回避策と操作手順を解説

交通、地図

Googleマップでカスタムルートを作成して節約ルートを試みたものの、スマートフォンで再表示すると自動で別ルートに置き換えられてしまう——そんな悩みを感じたことはありませんか?この記事では、PCで作成したオリジナルルートをスマホで正しく表示・利用するための現実的な回避方法と、ルート共有のコツを紹介します。

Googleマップの仕様:送信されたルートは「案内」ではなく「地点情報」

PC版のGoogleマップでルートをカスタマイズし、「スマホに送信」ボタンで送っても、スマートフォンでは“設定したルートそのもの”は保存されません。送信されるのは目的地と経由地の情報であり、スマホ側では「最新のおすすめルート」が再計算されて表示される仕様です。

特に「有料道路回避」や「特定の道を通る」などの要望は、GoogleマップのAIによって最適化されてしまうため、手動で引いたルートが無効になります。

おすすめの解決策:Googleマイマップを活用する

Googleマイマップを使えば、PCで自由に作成したルートをそのまま保存し、スマートフォンのGoogleマップアプリ内で読み込むことができます。

手順は以下の通りです。

  • PC版のGoogleマイマップを開く
  • 出発地・経由地・目的地を手動で登録
  • 「線を引く」機能を使い、任意の道路に沿ってルートを作成
  • 完成後、Googleアカウントで保存
  • スマホでGoogleマップを開き、『保存済み』→『マイマップ』から選択

注意点として、ナビゲーション(音声案内)は機能しませんが、地図上にルート表示はされるため、視覚的に確認しながら走行できます。

代替手段:他のナビアプリとの連携

Googleマップ以外のナビアプリでは、より柔軟にルートをカスタマイズ可能なものもあります。たとえば。

  • Yahoo!カーナビ:有料道路の使用有無を細かく設定可能
  • NAVITIME:「ルート編集モード」で細かく道を指定し保存可能(※有料プラン推奨)

こうしたアプリと併用することで、Googleマップの制限を補うこともできます。

よくある落とし穴:経由地を指定しても思い通りにならない理由

PCで経由地を追加してルートを手動調整しても、Googleマップはその「通過ポイント」を基に最適経路を再計算してしまいます。これは、あくまで「通過地点」であって、「この道を通れ」という命令にはなっていないからです。

どうしてもその道を通りたい場合は、経由地を増やし「曲がり角単位」でポイントを指定しておく必要がありますが、それでも再計算されることがあります。

まとめ:確実にルートを保持したいなら「マイマップ」または外部アプリを活用しよう

PCで作成した細かいルートをスマホでそのままナビとして使うには、Googleマップ単体では限界があります。ルートを保持したいなら、Googleマイマップを活用するか、カスタム性に優れた他のナビアプリと連携するのが効果的です。

多少手間はかかりますが、その分だけ自由度が高く、理想的なルート選択が実現できるでしょう。

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