海外のイラストレーターに依頼する際、支払い方法や為替レート、送金手段に悩む方も多いでしょう。特にアメリカ在住のクリエイターに対し、PayPayのみを指定された場合は、日本からどのように支払いを進めればよいか迷います。本記事では、ドルでの支払いや円換算の方法、PayPayの国際対応状況について詳しく解説します。
日本のPayPayは海外送金に非対応
まず大前提として、日本版のPayPayは海外送金や外貨(ドル)決済に対応していません。そのため、アメリカ在住のイラストレーターが言う「PayPay」が中国や米国の他サービス(例:PayPal、Venmo、Zelleなど)と混同している可能性があります。
実際、英語圏では「PayPay」と発音が似ている「PayPal(ペイパル)」と間違えるケースが少なくありません。まずは相手に「PayPay Japan か PayPal か?」を明確に尋ねることをおすすめします。
120ドルと50ドルは日本円でいくら?
為替レートは日々変動しますが、2025年7月現在の相場が「1ドル=158円」と仮定した場合、次のような金額になります。
| 金額(USD) | 日本円換算 |
|---|---|
| 120ドル | 約18,960円 |
| 50ドル | 約7,900円 |
正確な金額を把握したい場合は、XE Currency Converterなどの為替計算サイトを活用すると便利です。
PayPalを使って海外に送金する方法
もし相手の「PayPay」が「PayPal」を指していた場合は、PayPalアカウントを作成すれば簡単に送金が可能です。
手順は以下の通りです:
- PayPalに無料登録(メールアドレスで可)
- クレジットカードまたは銀行口座を紐づけ
- 相手のPayPalメールアドレス宛に「USD建て」で送金
PayPal側で日本円→ドルへの自動換算が行われ、明細にも表示されます。
その他のおすすめ海外送金手段
PayPal以外にも以下の手段が個人間送金ではよく使われます。
- Wise(旧TransferWise):為替レートが良く手数料が明確
- Revolut:仮想通貨も対応。多通貨口座としても便利
- Western Union:現金送金に特化。相手が銀行口座を持っていなくても可
ただし、いずれのサービスも相手がアカウントを持っていなければ送金できないため、事前に確認が必要です。
誤解を避けるための事前確認のポイント
海外との金銭取引では誤解がトラブルの元になります。以下の点を事前に明確にしましょう。
- 支払い方法(PayPal, Venmoなど)
- 支払通貨(USD, JPYなど)
- 送金手数料の負担者
- 支払い期限・納品条件
英語が苦手な場合でも、シンプルな英語で「Is it PayPal or PayPay Japan?」などと尋ねれば、すぐに明らかになります。
まとめ:まずは相手の「PayPay」が何を指すか確認を
「PayPayで支払い」と言われた場合、日本のPayPayと海外の決済事情は異なるため、相手の意図する決済手段を確認することが最重要です。
そのうえでPayPalやWiseなどを活用すれば、日本円からドルへの送金は比較的スムーズに行えます。120ドル・50ドルの円換算も為替レート次第で変わるため、取引の直前に確認することをおすすめします。


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