東南アジアのドリアン売りの声が「リュウリュウ」に聞こえる?言語と発音の不思議なリンク

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東南アジアを旅したことがある方なら、ドリアン売りの威勢のいい呼び込みに耳を奪われた経験があるかもしれません。「ドゥリアン!ドゥリアン!」と連呼されるその発音が、日本語の「リュウ」を繰り返したときの響きに似ていると感じた方もいるのではないでしょうか。

「リュウ」を連呼するとドリアンになる?

日本語の「リュウ」を10回程度連呼すると、たしかに「リュウリュウリュウ…」と続く音の波が、タイやマレーシアなど東南アジアの果物売りの声に近づいていくように感じるかもしれません。

現地の言葉で「ドリアン(Durian)」は「ドゥーリアン」や「デュリアン」と発音されることが多く、巻き舌や鼻音が加わることで、音の響きが日本語話者の耳には「リュウ」に近く聞こえるのです。

東南アジア各地のドリアンの呼び方

  • タイ:ทุเรียน(トゥリアン、やや巻き舌)
  • マレーシア:Durian(デュリアン)
  • インドネシア:Durian(ドゥリアン、強めの抑揚あり)

これらの発音はいずれも強調される場面ではリズムが付くため、日本人には「リュウ」や「リョウ」に似た音と認識されやすいです。

音声模倣の妙:なぜ似て聞こえるのか?

言語学では、外国語の発音を母語の音に引き寄せて聞き取る「母語干渉(リスニングバイアス)」という現象があります。

例えば「Durian」の/d/や/r/の音が日本語の「リュ」や「リョ」と似た音として認識されることがあり、これが連呼されることで「リュウリュウリュウ…」と聞こえるわけです。

実際の売り子の掛け声との比較

ドリアン売りの実際の呼び声は、短い音節を連呼することが多く、「ドリアン!」ではなく「ドゥッリャン!」のように聞こえます。巻き舌+高音+リズムで、日本人の耳にはより擬音的に届くのです。

このため、冗談のような「リュウリュウリュウ…」という発音が、ある種の音声模倣として成立する場面もあるというわけです。

遊び心があるからこそ気づける発音の世界

言葉遊びや音真似は、異文化理解の小さな一歩でもあります。旅行中に「なんとなく似てる!」と感じたことが、実は音声学的に根拠のある現象であることもあるのです。

「リュウ」を連呼してみて現地の空気を感じ取る──そんな遊び心を持って旅するのもまた一興です。

まとめ

ドリアンの現地発音が「リュウ」に似て聞こえるのは、偶然だけでなく音声的な共通点も理由のひとつ。言語の響きの不思議を体験できるおもしろい例といえるでしょう。

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