イギリスとオーストラリアのワーホリでファームジョブはできる?動物系・農業系の仕事事情と長期雇用の可能性

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接客が苦手でも海外ワーキングホリデー(ワーホリ)を検討している方にとって、ファームジョブは魅力的な選択肢です。特にイギリスやオーストラリアといった人気ワーホリ国で、動物系や農業系の仕事に携わることが可能なのか気になる方も多いでしょう。今回は、ファームジョブに関する最新情報と実例を踏まえて詳しく解説します。

イギリスのワーホリでファームジョブはできる?

イギリスでは、農業分野においても季節労働者が不足しているため、ワーホリビザ(YMS:Youth Mobility Scheme)を持つ日本人でも一部の農場で働くことが可能です。特に果物や野菜の収穫期に人手が必要とされ、南東部や南西部の農園では募集が行われています

ただし、イギリスではオーストラリアのように「ファーム=ワーホリの王道」という認識は一般的ではなく、募集情報も少なめです。そのため、現地での情報収集やエージェント利用が鍵になります。

酪農系ファームと農業系ファームの違い

酪農系ファーム:主に乳牛の搾乳や飼育補助、清掃作業などを含みます。イギリスではスコットランドやウェールズで酪農が盛んです。体力や動物への慣れが求められます。

農業系ファーム:果物(イチゴ、リンゴ、ベリー類)や野菜(トマト、ズッキーニなど)の収穫、選別、梱包が主な作業です。季節によって募集地域が異なり、4月〜9月頃が最盛期です。

イギリスでの長期勤務の実例と課題

イギリスでは、農場ごとの契約期間が短期(数週間〜数か月)であることが多く、1つのファームで長期間働くのはやや難しい傾向があります。

実例として、ロンドンからバスで2時間の果樹園で、日本人女性が3か月間働いたという報告もありますが、長期滞在には寮の有無やビザ残存期間なども大きく影響します。

オーストラリアではファームジョブが主流

一方、オーストラリアではファームジョブは非常にポピュラーで、セカンド・サードワーホリを取得するための条件としても利用されます。QLD(クイーンズランド州)やNSW(ニューサウスウェールズ州)などで野菜・果物・酪農・畜産など多様なファームが存在します。

特に、バンダバーグ(バナナ・マンゴー)、タリー(サトウキビ)、マイルドゥーラ(ブドウ)などはワーホリ経験者にも人気です。農場により賃金体系(時給・歩合)が異なるため、事前のリサーチが重要です。

日本で事前に準備しておくと有利なこと

  • 農業バイト経験:果樹園・牧場での作業経験があると、履歴書でもアピール可能
  • 英語力:安全指示の理解や現地スタッフとの意思疎通に役立ちます
  • ファーム英語の習得:例:「harvest」「weeding」「packing」など作業用語に慣れておくと安心です

例えば、千葉県でブルーベリー農園の収穫バイトを夏休みに経験した大学生が、その後イギリスで同様の職に就いたという事例もあります。

信頼できる求人の探し方

イギリスでは政府公認の求人サイトや、現地のFacebookグループ、WWOOF UKなどを通じて探すのが一般的です。オーストラリアではGumtree、Backpacker Job Board、Harvest Trailなどが有名です。

農業系は給与体系や労働環境にばらつきがあるため、事前に現地在住者の体験談やレビューも確認しておきましょう。

まとめ:ファームジョブは選択肢のひとつとして有効

イギリスでもファームジョブは可能ですが、オーストラリアほど主流ではありません。動物系・農業系のどちらでも挑戦は可能なので、日本での事前準備と情報収集がカギとなります。

今後ワーホリを検討しているなら、早めに国内での経験を積み、現地での選択肢を広げられるよう備えておくとよいでしょう。

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