旅行予約サイト「Booking.com(ブッキングコム)」を利用して、割引や残りわずかの表示に惹かれて予約したにもかかわらず、現地で価格差に気づいて戸惑うケースが報告されています。この記事では、実際に発生しがちなトラブルとその回避法を、ユーザー視点で詳しく解説します。
表示価格と現地価格の違いが起きる理由
ブッキングコムはダイナミックプライシング(需要に応じて価格が変動する仕組み)を採用しており、同じ部屋でもタイミングや条件によって価格が変動します。「残り3部屋」「今だけセール」などの文言は、ユーザーの購買意欲を高めるためのマーケティング手法です。
また、ホテル側がブッキングコムに提供する料金と、公式サイトや電話予約での料金が異なることも珍しくありません。これはOTA(オンライン旅行代理店)に支払う手数料が料金に含まれていることがあるためです。
ホテル現地で「定価」と比較されて驚くケース
ある利用者の例では、ブッキングコムで「朝食付き2人で7200円」と表示された部屋が、ホテル内の料金表では「1泊4990円」と記載されており、「高く払わされた」と感じたとのこと。
しかしその金額には朝食やサービス料、キャンセルポリシーなどが含まれている場合もあります。ブッキングコムでは「税込・サービス料込」として一見わかりやすい表示をしていますが、定価と構成が違うこともあるため単純比較は難しいのが実情です。
返金・差額請求は可能なのか?
原則として、事前に確認した条件で予約・合意した時点で契約成立とみなされます。そのため、あとから現地で価格が違うと感じても、返金や差額交渉が認められることはまれです。
ただし、表示内容に「明確な虚偽」や「誤認を招く表現」がある場合、ブッキングコムのサポートや消費者庁に相談することで対応が可能なこともあります。
ブッキングコムを安心して使うためのチェックリスト
- ホテルの公式サイト価格と比較する
- 料金に含まれる条件(朝食・キャンセル・税金など)を細かく確認
- 口コミで「価格差に関する苦情」がないかをチェック
- 予約時にスクリーンショットを保存する
これらの対策をすることで、後悔のない予約がしやすくなります。
警察への相談は妥当なのか?
不当表示や料金トラブルで「詐欺」と感じても、刑事事件として警察が介入することはほとんどありません。多くは民事上の契約問題であり、まずは消費生活センターやブッキングコムのカスタマーサービスに相談するのが適切です。
また、悪意がなかったと判断されるケースも多いため、冷静に事実確認を行うことが大切です。
まとめ:お得感の裏にある「表示の仕組み」を理解しよう
ブッキングコムは便利な予約サイトですが、価格や条件の見せ方には独自のルールがあります。
- 表示価格と現地価格に差が出る理由を理解する
- 返金や交渉は表示内容に依存する
- 事前の比較と確認がトラブル防止につながる
安心して予約するためには、「見た目の価格」ではなく、内容と条件をよく読むことが何より大切です。


コメント