引越しの手伝いや物の移動で東京を車で移動する予定の方にとって、首都高を使うか否かは悩みどころです。とくに真夏の暑さの中、南小岩から西高島平という東京東西を横断するルートを、首都高を避けてレンタカーで2往復する計画は現実的なのか?本記事では、実際のルート、所要時間、混雑状況の傾向などをふまえながら、その選択肢の是非を検証していきます。
南小岩~西高島平の移動距離とルート概要
南小岩(江戸川区)から西高島平(板橋区)までは、およそ35~40kmの距離があります。首都高を使えばおよそ1時間弱、下道を利用した場合は90分〜120分が目安です。ただしこれは交通状況がスムーズな場合の話です。
推奨ルートは、環七通りまたは環八通りを軸にして都内を横断する方法です。環七は中野区や練馬区など都市部の混雑が激しいエリアを通るため、走行には相応の覚悟が必要です。
真夏の東京都心でレンタカーを利用するリスク
7月〜9月にかけての都内は気温が35度を超える日も多く、エンジンの熱や渋滞による停滞が重なると、車内温度の上昇や疲労の蓄積が問題になります。
エアコンを常に使用する必要があるため、燃費の悪化やアイドリング時間の増加も無視できません。加えて、搬出入作業が加われば熱中症リスクも上がります。
レンタカーで下道利用の2往復は実際どうか?
たとえば、朝8時に南小岩を出発して下道で西高島平に向かった場合、通勤時間帯の影響を強く受け、2時間近くかかることもあります。
同じルートで往復し、もう一度同じ行程を行うと、合計で7~8時間に及ぶ可能性があり、作業時間を含めると1日仕事になります。しかも暑さが加わることで、運転手や助手の体力が削られやすくなります。
快適かつ効率的に移動する代替策
- 首都高を一部だけ利用する:時間帯によっては板橋JCT付近や中央環状線の混雑を避け、主要区間のみ首都高を使うのが賢明です。
- 午前と午後に分けて運行:暑さのピークを避けて早朝と夕方に移動を集中させると、体への負担を軽減できます。
- カーシェアの活用:同じレンタカーを1日拘束するよりも、往復ごとに都度カーシェアを使うことで料金を抑えられるケースもあります。
実際の移動時間例と渋滞傾向
| 時間帯 | 所要時間(下道) | 渋滞傾向 |
|---|---|---|
| 7:00〜9:00 | 100〜130分 | 通勤ラッシュのピーク |
| 10:00〜12:00 | 90〜110分 | 比較的スムーズ |
| 15:00〜17:00 | 90〜120分 | やや混雑 |
| 18:00以降 | 80〜100分 | 帰宅ラッシュで再度混雑 |
まとめ:下道での往復は可能だが計画性がカギ
結論から言えば、南小岩〜西高島平を下道で2往復することは不可能ではありません。しかし、真夏という条件を考えると、時間と体力の消耗が大きくなるため、慎重なプランニングが求められます。
首都高を部分的に活用したり、時間帯を分けて運転するなどの工夫をすれば、効率的かつ安全な移動が実現できるでしょう。


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