最近SNSやネットで話題になっている「dreamcore(ドリームコア)」という感覚。どこか懐かしくて、不気味で、無機質な空間に心を奪われる方も多いのではないでしょうか。そんなdreamcore的な魅力を感じられる場所は、実は札幌市内にも点在しています。本記事では、札幌市内でdreamcoreな雰囲気を感じられるショッピングモールや商業施設を紹介します。
dreamcoreとは?簡単な定義と魅力
dreamcoreとは、現実と非現実の境界が曖昧になったような風景や雰囲気を指すネット発の美学概念です。廃墟、空きモール、無機質な建築、照明が暗い長い廊下、人工的な風景などがその特徴です。
都市部の中でも一部の古いショッピングモールや再開発を逃れた建物などが、偶然にもこの感覚を呼び起こしてくれるのです。
1. 札幌ファクトリーのアトリウムと旧工場エリア
サッポロビールの旧工場跡地に建てられた札幌ファクトリーは、その一部に煉瓦造りの壁や巨大な煙突、吹き抜けのガラス張りアトリウムなど、時間が止まったような空間があります。
特に夜や曇天時は、薄暗い照明と静けさが相まって、dreamcore的な美しさが増します。
2. 旧ダイエー系「ダイエー月寒店」の建築美
現在は「ザ・ビッグ月寒店」として営業しているこの施設は、昭和のダイエーの名残を色濃く残す構造です。直線的な構造、無機質なタイル、広すぎるエントランス空間などがdreamcore好きにはたまりません。
特に屋内階段やベンチ周りは、夕暮れ時に訪れると郷愁と不気味さが絶妙に混ざります。
3. 西友手稲店の屋上駐車場とエスカレーター
昭和から地域に根ざした老舗スーパーである西友手稲店。店内のエスカレーターや屋上駐車場から見える景色は、人工的でありながらも何故か心に引っかかる不思議な構造を持ちます。
エレベーターの内装や店舗奥の無人通路なども、dreamcore的な写真素材としても人気があります。
4. キャポ大谷地の静かな空間
地下鉄大谷地駅に直結する「キャポ大谷地」は、どこか静けさと時間のずれを感じさせる空間です。特に平日の昼間は人も少なく、BGMだけが流れるその様子はまさにdreamcoreそのもの。
廊下のつきあたりや照明の演出も独特で、都市の中にある非日常的な一角です。
5. サンピアザ・デュオ(新札幌)地下のフロア
地下鉄新さっぽろ駅直結のショッピングエリア「サンピアザ・デュオ」も、dreamcore的スポットとして密かに注目されています。特に地下1階の端にある細長い通路や、ややレトロな壁面装飾が印象的です。
また、昭和の雰囲気を残す飲食店街も、静寂さと人工美が交差する空間です。
まとめ:札幌にもdreamcoreを感じる空間は存在する
札幌市内には、意図せずしてdreamcore的な空気をまとう商業施設が点在しています。建物の古さや照明、時間帯によってその雰囲気は大きく変わりますので、訪問時間を変えてみるのもおすすめです。
あなたの感性で、ぜひ「自分だけのdreamcoreスポット」を探してみてください。


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