アメリカ人との結婚後、家族で渡米する際には、ビザの種類や申請方法が重要なポイントとなります。特にお子さん連れの場合、配偶者ビザに加えて子供のビザの選定も必要となり、混乱しやすいところです。この記事では、CR-1ビザとK-3ビザの違いや、お子さんのビザの扱いについて詳しく解説します。
CR-1ビザとK-3ビザの違いとは?
CR-1ビザ(Conditional Resident Visa)は、米国市民と結婚した外国人配偶者が移住するための移民ビザです。結婚から2年未満の場合、最初は条件付き永住権が与えられます。
K-3ビザは、結婚後に米国で配偶者ビザの処理が遅れることを回避するための非移民ビザで、早めに渡米し現地で永住権の手続きをするタイプです。現在ではCR-1の審査速度が向上しており、K-3はほとんど使われなくなっています。
CR-1ビザが一般的な選択肢
2020年代以降、CR-1の処理スピードが改善されたことで、K-3のメリットが減少し、多くの家族はCR-1ビザを選択する傾向にあります。
特に結婚が正式に成立している場合、CR-1がよりシンプルで確実な方法とされています。
子供のビザは「IR-2」が一般的
配偶者がCR-1ビザで渡米する場合、18歳未満の未婚の子供については、別途「IR-2ビザ(Immediate Relative)」を申請するのが通例です。
このビザにより、子供も米国に移住でき、CR-1の配偶者とほぼ同時に永住権を取得可能です。ただし、申請は別途必要で、同時申請か追加申請の形式を取ることになります。
申請の流れと注意点
- ステップ1:アメリカ市民の配偶者がI-130請願書を提出
- ステップ2:配偶者用にCR-1、子供用にIR-2を同時または個別に申請
- ステップ3:NVC(国立ビザセンター)を通じて書類審査・面接
- ステップ4:米国大使館で面接・ビザ発給
CR-1とIR-2は、ビザ発給後、入国と同時にグリーンカード(永住権)を取得できる点がメリットです。
よくある誤解と対処法
K-3は早く渡米できると思われがちですが、I-130と同時提出したK-3はほとんど発行されないのが現状です。結果的にCR-1の方が早く渡米できるケースも少なくありません。
また、継子(子供)のビザ申請には、結婚の法的証明と出生証明の翻訳書類が必要です。書類の不備があると審査が遅れるため、弁護士の相談を受けるのも有効です。
まとめ:家族全員で確実に移住するにはCR-1+IR-2が最適
米国人との結婚後、家族全員での移住を考えている場合、CR-1ビザと子供用のIR-2ビザを組み合わせる方法が最も確実です。CR-1は永住権取得が前提となる移民ビザで、ビザ発給後の手続きもスムーズです。
一方、K-3は一見早く見えても、近年は非推奨となっています。家族での移住をスムーズに進めるためには、ビザの正しい選択と必要書類の準備が鍵となります。


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