かつて宮崎県日南市に存在した「宮崎サボテン公園」は、多くの観光客でにぎわった植物と動物のテーマパークでした。特に1980〜90年代に訪れた人々にとっては、家族旅行や修学旅行の思い出の場所でもあります。今回は、現在は閉鎖されたこの施設のレストランや名物メニューについて、記録や記憶をもとに掘り下げてみます。
宮崎サボテン公園とは?
宮崎サボテン公園は、日南市にあった植物園・動物園・遊園地が一体となった複合型の観光施設でした。メキシコをイメージした園内には、多種多様なサボテンが栽培されており、国内で初めてサボテン料理を提供したレストランがあることでも話題でした。
特に1980年代から1990年代前半にかけては、テレビ番組や観光パンフレットなどでもたびたび紹介され、多くの家族連れや団体客が訪れました。
レストランの名物「サボテン料理」
宮崎サボテン公園のレストランでは、その名の通り、サボテンを使ったユニークな料理が提供されていました。その代表格が「サボテンステーキ」です。
この料理は、ウチワサボテンの若芽部分をスライスし、ステーキのように鉄板で焼いたもので、見た目のインパクトと話題性から多くの観光客に支持されました。食感はシャキシャキとしていて、ほんのりぬめりがあり、クセのない味わいだったという声も残っています。
サボテンステーキ以外のメニュー例
- サボテンサラダ:湯通ししたサボテンをドレッシングで和えた冷製メニュー
- サボテンジュース:果汁や乳酸菌飲料と混ぜて飲みやすくしたドリンク
- サボテンカレー:具材の一部にサボテンを使用したレトルト風カレー
いずれも見た目や素材の珍しさだけでなく、健康食品としての側面も打ち出しており、女性や中高年層の支持も高かったと言われています。
なぜ閉園したのか?
宮崎サボテン公園は2002年に閉園されました。理由としては、観光客の減少、施設の老朽化、経営資源の見直しなど複合的な要因があげられます。
また、当時の地方テーマパーク全体が厳しい経営状況に直面していたことも背景にありました。現在は施設の多くが解体・転用され、往時の面影をとどめていません。
記憶の中の「味」をたどる旅
35年前の「サボテンステーキ」を覚えている方のように、個人の記憶と共に存在するレストランメニューは、単なる料理以上の価値を持っています。
今では味わうことができませんが、宮崎市やメキシコ料理店などで類似のサボテン料理を体験できる場所もあるので、当時の味に近い体験を再現することは不可能ではありません。
まとめ:サボテンステーキの記憶は今も多くの人に
宮崎サボテン公園のレストランで提供されていたサボテン料理、とくに「サボテンステーキ」は、訪れた人の記憶に深く刻まれた名物でした。
現在ではその料理自体は提供されていませんが、宮崎という土地やテーマパーク文化の記録として、多くの人の心の中に残り続けています。サボテン料理に興味がある方は、現在営業している専門店などを訪ねて、当時の味を追体験してみるのも一つの楽しみ方かもしれません。


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